川柳と権威主義
当たり前のことだが、人間は強い者に対しては弱い立場となる。ただし「強い」という言葉の意味にはいろいろあって、手元の辞書をひいてみると、①相手に打ち勝つ能力がある、➁勢いがあってなかなか衰えない、③支配的で否定・無視できない、のおおよそ3つの意味が示されていた。
③の支配的で否定・無視できないとい...【続きを読む】
「子ども叱るな 来た道だもの 年寄り笑うな 行く道だもの」
もう20年近く前の話しである。毎月1回、県内や近県で開催するマラソン大会に仲間と参加していたが、ある町の大会でこの言葉に偶然出合ったのである。
いつものように会場へ着いてすぐに着替えをし、スタートまでの時間を体育施設の中でウォーミングアップしながら過ごしていた。事務室前の壁を何気なく見上げると、...【続きを読む】
川柳の底力について
裏切った方も今夜は眠れまい 関川 岳司
この句の偉大さ、素晴らしさについては、川柳マガジンや他の柳誌、そして拙著「添削から学ぶ 川柳上達法」にも繰り返し書いてきた。しかしこのブログにも載せて、どうしても皆さんに読んでもらいたいと思い、諄いことは承知の上、敢えて持ち出してきた次第である。
...【続きを読む】
優しくされると悲しくなる
全国紙地方版の時事川柳の選を担当している。3年を超えただろうか。やり取りはメールを使っている。支局の若い女性担当が1週間分の応募ハガキ、ファックス、メールを全部PDF化して、毎週火曜日の午前中にそれらのファイルをメールに添付して送ってくる。私の方は、だいたいその日の夜に集中して選を行う。選が終われ...【続きを読む】
コロナと資本主義
昨年1月頃から始まったコロナとの戦いは、2年目となってコロナと資本主義の戦いであることを改めて考えさせられた。
資本主義というのは貪欲なものである。欲求の塊が経済を回している。いや社会を支配している。一人ひとりの人間の欲求が集まって、社会的欲望として巨大化し強固なものとなる。
そういった状態を...【続きを読む】
傘がなくなった!
昭和50年に大学へ入って、初めは西武新宿線沿いの上石神井の下宿で暮らしていた。四畳半に北窓が一つ、台所とトイレは共同。部屋の壁は薄くて隣室の話し声やテレビの音は丸聞こえだった。
そんな生活の中で、傘を失くした経験が忘れられない。上石神井駅から高田馬場駅まで毎日満員の西武電車に揺られながら通学して...【続きを読む】
寛容でない世の中
バリアフリー、ダイバーシティー、ハラスメント防止、個人情報の保護などなど、いろいろな国の政策が具体化して推進され、世の中は明るい未来に向かって少しずつ改善しているように見えるが、寛容性ということに関しては低下していると言わざるを得ない。
情報化が進展してきて誤魔化しがきかない。証拠は速やかに提出...【続きを読む】
川柳と定型
20年近く前の話しであるが、近県のある市で毎年開かれている川柳大会に私も足を運んで参加していた。席題はなく宿題の課題がいくつか出され、毎回100名以上の参加者がいる規模の大会だった。
ある有名な吟社の代表が毎回選者の一人として参加していたが、五七五の定型以外は川柳として認めないという、がちがちの...【続きを読む】
Loading...





































