Loading...Loading...

 栃木には「いもフライ」という料理がある。ジャガイモを茹でて適当に切り、竹串に刺してパン粉を付け、最後に油で揚げるものである。肉屋でよく売っていた。
 小学生の頃、校庭で野球などをして遊んでいるとお腹が空いてくる。そうすると近くの肉屋に駆け込んではいもフライを頬張った。目の前でパン粉の付いたいもフライを揚げて、中濃ソースが入ったバットにどっぷり浸けて渡してくれる。10円くらいだったか。ジュースを買う余裕もなかったので、飲み物は水を飲んでいた記憶がある。
 栃木県内のスーパーの総菜コーナーにはいもフライは必ず並んでいる。何年か前、孫に会いに大阪まで出かけたが、何気に寄った駅前のスーパーにはいもフライは置いてなかった。まっ、当たり前の話しだけど。
 18歳で東京に出てきて、ポテトフライ(フライドポテト)が飲み屋のメニューにあった。「あっ、懐かしい」とすかさず頼んだら、いもフライと同じものではなく、ハンバーガーショップでよく売られている、例の代物だったのでがっくりした。「いも」を英語で言うと「ポテト」なので、東京の「ポテトフライ」イコール栃木の「いもフライ」と勝手に勘違いしてしまったのである。東京は都会なので、「いも」などと言わず英語の「ポテト」を使ったのだろうという思い込みもあった。
 今はもうポテトフライの方にもすっかり馴れてしまったので、飲み屋でポテトフライを注文して、ケチャップを付けながら食べることに違和感がなくなったが、それでは自宅で飲む場合どうしているかと言うと、相変わらずスーパーでいもフライを買って偶につまみにして食べている。私なりのいもフライ・ポテトフライの二刀流である。
 ちなみに、栃木や群馬あたりでは、焼きそばに茹でたジャガイモをサイコロ状に切って入れるのが定番である。これも子供の頃は当たり前だと思っていた。
 北関東のジャガイモ文化についての一節、お粗末でした。



この投稿を読んで「いいね」「参考になった」と思ったらクリックをお願いします。
なお、Facebook、Twitterなどのアカウントをお持ちの方はそちらをクリック頂き、また、「ひざポン」ボタンもクリックください(ひざポンは無記名ボタンですのでお気軽にクリックください)。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K