カラオケとラーメン
川柳作家 三上 博史
今年古希を迎えるが、今更ながら酒との付き合いを振り返ってみると、20代から30代半ばが酒量のピークだったと思う。それ以降は適量を自覚し、二日酔いも滅多にしなくなった。
その頃の飲み方はまず居酒屋、次はカラオケボックスへ行き、最後はラーメン屋で飲み直す。カラオケボックスは平成に入ってから地方でもあちこちに登場してきた。窓付きコンテナみたいなところで、代わる代わる歌いまくる。周りを気にせず歌い放題というのはスナックより魅力的だった。そして結構なカロリー消費にもなった。
タクシーを呼んで帰る前に、締めのラーメンを食べに行こうとなる。そしてラーメン屋に行けば、ラーメンだけでは済まない。餃子と瓶ビールも注文する。カラオケで高揚した気分を冷やすようにしてコップのビールを飲み干す。餃子もラーメンもきっちり食べる。
家に帰ればバタンキューである。そんなことを繰り返していたが、飲み過ぎた夜は浅い眠りになる。午前様で帰宅しても明け方に目が覚めることが多い。その際には必ず同じような夢にうなされて目が覚めたものだった。胃袋の中に食べたラーメンがそのまま溜まっていて、それが喉元まで逆流しそうになる夢である。胸やけが苦しくて、そんな誇張された夢になってしまうのである。条件反射のようにそれを何度見たことか。
明け方の夢胸やけに襲われる
博史
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