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 昨日は学生時代からの友人に誘われて
京都祇園にある何必館・京都現代美術館へ。いろいろと気持ちにゆとりを持つことのできなかったこの一年余りは美術館や博物館といった場所に足が遠のいてしまっていたのでほんとに久し振りでした。その美術館は、阪急河原町から八坂さんへ行く手前の河原町通りに面していて、その前をなんべんも通ったことがあるはずなのに、今まで迂闊にも気がつかなかった場所にありました。この10日まで近代日本美術を代表する日本画家「村上華岳」の企画展が開かれています。1~3階を鑑賞したあと、華岳の描いた多くの仏画の中でも最も美しく高貴な作品として有名な 『太子樹下禅那之図』のある5階までちょっと胸ときめかせてあがったものの、「本物」は畳4枚ほども向こうの床にかけてあり、薄暗い床の間の絵を5~6メートルも離れたところから鑑賞しようと試みてもぼんやりとしたシルエットしか見えません。その代わりというのか、「複製」が壁に飾ってあり、こっちのほうは勝手に触れることもできるのだけどもちろん本物とは雲泥の差があり。NHKの日曜美術館で瀬戸内寂聴さんが「本物」のすぐ近くに立っておられたのを観たという友人の怒ること怒ること(笑)。

 本多洋子さんのHP ~yoko-senryu の6月のゲストの椅子に投稿させていただいた私の10句です。(右の写真は上記の美術館5階の光庭):
      
      密談の尻尾       赤松ますみ       
      
   武者震いしたから雹が降りました                  
   溜めこんだ地雷をくるむ真綿です        
   逃げ道のところどころで笛が鳴る
   ぐるぐるぐるぐる伸びる密談の尻尾       
   似顔絵のくちばしばかり目立ちます
   だってだってと桃色の列にいる
   三重に巻かれてしまう思考力
   柘榴からもらった上質のことば
   神さまの愛はグラデーションになる
   おとぎばなしをしましょう木製の扉
 



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  1. 啓子+ on 2012年6月4日 at 10:40 PM :

    ますみさんこんばんは。私も何必館五月に行ってきました。館名に惹かれ一度行ってみたかった美術館。村上華岳の作品も見たくて行きましたがおおせの作品のあの展示のやりかたにがっくり。そそくさと京阪に乗り込む途中南座の玉三郎の流し目と眼が合っちゃいました。またね。 河村啓子より

    • ますみ on 2012年6月4日 at 11:22 PM :

      啓子さん
      コメントありがとう。
      そうでしたか? 同じ思いの方がおられてよかった、わたし、ブログにこんなことを書いてはいけなかったかな、なんてちょっと反省しかけてしまってたので(笑)。せめてあの距離を半分にでも縮めてもらいたかったですよね。南座の玉三郎特別講演、私も横を通って帰りましたよ。でもあの日は休演日でした(!)

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