
10日の第二土曜日は恒例のマガジンクラブ高崎句会を高崎市労使会館で行った。参加者は、横澤七五、星野睦悟朗、竹中たかを、天野敏香の埼玉勢に、田口もとい、黒崎和夫、内田浩三、今野涼人、田島悦子、簗瀬みちよ、吉田あや子、湯本良江、勢藤潤の群馬勢、計13名。欠席投句は、滝沢博美、大沢覚の2名。相変わらず活発な句評会を楽しんだ。句会結果は2題とも若手の涼人君が特選を独占!!
「線」 吉田あや子 選
佳作
弱ったな生命線がまた伸びた もとい
頑固者直線にさえ物申す 博美
ニッポンの生命線を断つ油 たかを
初恋を乗せた単線ゴトゴトと 博美
少年のようには描けぬ放物線 もとい
やっぱりね金運線が無い我が手 睦悟朗
ほうれい線消して年齢詐称する みちよ
判断に線引き出来ず傷む胸 良江
JKのはらはらさせる脚線美 敏香
ローカル線長く使って味を出す 浩三
秀作
子供らの視線の先に未来地図 覚
人生の折れ線グラフ乱高下 敏香
恐い順変える線状降水帯 悦子
特選
国境は見えないけれど消せぬ線 涼人
軸吟
脚線美縁もゆかりもありません あや子
「ゆるい」 竹中たかを 選
佳作
最初から抜け道透ける規制法 浩三
線香の薫りに過去が忍び泣く 七五
休肝を明日に延ばす今日のウツ 和夫
老境をゆらりゆらりと生きてゆく 覚
母さんに何かあったかゆるい顔 博美
モナリザに会うと口角ゆるみだす 悦子
神様が緩く結ん だ赤い糸 もとい
ゆるいなあ孫を見ている父の顔 みちよ
もういいね夫婦で下るゆるい坂 みちよ
金婚にネジの緩みが心地よい 悦子
秀作
ゆるゆるでいいからつながっていたい 潤
ゆるゆると身体ほどける薬師の湯 敏香
秋の日を浴びてのんびり爪を切る 覚
特選
涙腺が緩む私は生きている 涼人
軸吟
メッとだけ簗大臣はそのまんま たかを
(勢藤潤 記)
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