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第10回川柳マガジンクラブ和歌山句会を、和歌山市の和歌山県民文化会館409号会議室にて

開催した。

出席者は畔川臣展・岡崎佳壽子・畠中友美子・澄田康則・山本君江・梅原清子・井口廣司・

定松宏枝・佐藤まき・川口 明・佐野桂子・山田恭正・岩佐ダン吉・たむらあきこの14名。

尚、今回は川マガ奈良句会を主宰する山田恭正氏と、川柳界の重鎮であきこ先生の古くからの

柳友の岩佐ダン吉氏の両先生に特別参加して頂きました (拍手👏拍手👏)

それでは、大河ドラマなどでおなじみ豊臣秀吉の紀州征伐と縁の深い和歌山の寺院仏閣と

我がメンバーの楽しい句会の様子をあわせてお楽しみください。

句会前のメンバーの様子。ワクワクドキドキですねえ🎵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

根来寺山門です。優秀なるがゆえ妬まれて、高野山を追われた覚鑁上人が開祖。門をくぐれば新義真言宗の聖地です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦国時代の根来寺は、火縄銃をいち早く取り入れ、数千の僧兵や傭兵を有し、一大宗教都市として絶大な力を持っていました。寺領は70万石を超えていたとか。

秀吉は1585年に、鉄砲集団根来衆を排除するため10万の大軍を擁し根来に侵攻。圧倒的な戦力差に抗う術はなく、多くの伽藍・堂塔が焼け落ちました。奇跡的に消失を免れた、国宝の大塔。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘の激しさを物語る柱に残る弾痕。結構あちこちに残ってました💦

恐いですねえ、当たったら痛いんでしょうね😖ホント平和な時代に生まれたことに感謝です🙏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【句評会】

☆まず提出された句 (自由吟)について、◎は2点〇は1点で各自投票

みんなでお互いの句に、ああだこうだと言い合う楽しい時間です。

誰の句だとか斟酌せずに、思うがままに自分の思ったことを自由に言い合う。

メンバーの色んな意見を聴くことにより吸収できるものがあり、

結果として自分の知識&能力を高められる有難い時間です。

最後にあきこ先生が各句の句評とともに、テクニック的なことも含めて

より高いステージを目指すためにどうすれば良いかを、詳しく指導してくれます。

先生の和歌山句会にかける情熱が垣間見える時間ですねぇ (すりすり😍)

我が和歌山句会の神髄はこの時間にあるのかも…

句会をとりしきる司会は、今月はいつもの迷 (失礼、「名」の間違い💦)司会者・澄田康則氏。

今回も鮮やかに場を仕切って頂きました (あげあげ~🎉)

両手に花の、名司会者澄田康則氏、余裕の笑みですネ。左より岡崎佳壽子・畠中友美子・山本君江の皆さん。

結果は以下の通り

⇒皆さんの意見や感想 etc.です

⇒あきこ先生の評です

通り過ぎようやく気づく分岐点 岡崎佳壽子 14点 (圧倒的な最高得点、おめでとうございます🎉)

⇒この通りの体験をよくする 実体験、ホント後で気づくことばかりですトホホ…

⇒「分岐点」が成功している これで良い、出来上がっているとの先生のオホメノ言葉

巡り会う奇跡へ温い灯をともす 佐野桂子 3点

⇒心が温かくなる 過去にこんな経験をした

⇒良い句 巡り会うときめき、本当に巡り会うことが奇跡です

すり減った命の継ぎ目サプリ足す 畔川臣展 6点

⇒いかにも今の自分にぴったり 「命の継ぎ目」が心に刺さった

⇒「サプリ足す」が良い 作者の命がホントにそうなっているのかも

県境を越えるとこころ旅気分 松井健三 1点

⇒旅が好きなので気持ちが分かる 手軽な旅気分や

⇒悪いところは無い ただ前の3句と比べるとやや内容が薄いかな…

家修理じゅみょう比べはまだ続く 梅原清子

⇒家と寿命を比べている 悪い句と思えない ただ「じゅみょう」のひらがなは無理がある

 (作者より「家修理寿命比べて…」と漢字が続くのでひらがなにしましたとの談。

 そういう場合は、上五・中七・下五を適当に入れ替えて考えてみること、との先生談。)

指切りをした小指にはある火照り 山田恭正 3点

⇒そういう経験がないのでちょっとうらやましいと、きっと誰にもある経験かなと思うと

 全く正反対の二つの意見在り(笑)

⇒リズムが悪い 例えば「指切りの火照り残っている小指」とか、もう少し一考🤔

親子でも感謝の言葉忘れない 定松宏枝 1点

⇒娘さんと同居してて色々助けてもらっているが、なかなか感謝の言葉を口に出せないので

 自分の気持ちを作ってみた、と本人の談

⇒二字熟語が続くので、ひらがなとかカタカナに変えて句姿を工夫しよう

 句が平易、余白(考えさせるもの)をつくること

 (川柳における、「句姿」「詩」「余白」について先生より講義あり。)

勝ち負けは時の運死闘に拍手 佐藤まき

⇒サッカーの話、応援も度が過ぎると怖いと作者の言葉

⇒詩がない 余白を入れること やや詰め込みすぎかな

結ばれた地縁血縁古里よ 澄田康則

⇒悪い句ではない 「地縁血縁」は面白い 「結ばれた」は不要かな 

 「思い出す地縁血縁古里よ」とか、もう少し一考🤔

送別会一期一会のおもてなし 川口 明

⇒その通りで余白がない 「送別会」と「一期一会」はどうかな?少し違和感があるが

気まぐれな風吹いて飛び立つわたし 山本君江 5点

⇒今の自分の気分にぴったり 「気まぐれな風」が良い

⇒リズムが少し悪いかな 「風」があるから「吹く」は不要か もう少し一考🤔して

散った夢球根にして埋め戻す 畠中友美子 3点

⇒こんな句は初めて見た、ドキッとした 後悔の想いを球根に託すようで…

⇒面白い句 夢のイメージが丸いので、「夢」と「球根」に違和感がない

レントゲン秘めた品格まで写す 井口廣司 3点

⇒秘めたものまで写されたら怖い レントゲンて誤魔化せないのかな

⇒「鯛の骨…」とかなんとかで似たような句があったような…

    「レントゲン」と「品格まで写す」が内容的に違和感がある

最後に全体の後評として、点が入らないからといって決して悪い句ではない。

良い句が沢山あるし、皆さんのレベルは確実に上がっています。

句評会では誰の句だとか考えず、どんどん意見を出してほしい。

他人の句を真剣に考え、自分の考えを口に出すことにより、

皆さんの句のレベルは確実に上がっていく。

いろんな意見があって良いし、先生も自分の意見を押し付ける気持ちは全くないので、

言うことがおかしいと思ったら異論・反論はどんどん受け付けます、とのお言葉。

みんなで頑張って和歌山句会を全国に発信していきましょう‼️との力強い言葉を頂きました 。

楽しい句会の様子。手前の空いている席が小生の席です、トイレにでも行ったのでしょうか?

 

続いて席題&宿題について各選者より発表

当日の題と選者、入選句は次の通り

【席題】

「中途半端」山田恭正選

披講する山田恭正氏と脇取の岡崎佳壽子女史。

ハンパない意味が解らず孫に聞く 山本君江

中途半端言い訳だけが増えていく 畔川臣展

完成の遠いパーツばかりのレース編み 佐藤まき

やりのこし多くありすぎ日も暮れた 梅原清子

悔いてます中途半端な恋をして 井口廣司

➂うつり気で途中投げ出す趣味多彩 佐野桂子

➁編みかけのセーター母の逝った部屋 佐野桂子

①ばあちゃんの会話はいつも主語がない 定松宏枝

◎新しいことに飛び付き途中下車 定松宏枝 (秀①&特の獲得、おめでとうございます🎉🎉)

⇒選者評:下五の「途中下車」が良いと思った

高野山の山門です。山門をくぐればそこは真言密教の聖地、空海 (sky-sea )の世界です。 高野山は木食応其上人の活躍により秀吉の焼き討ちを免れました。

高野山真言密教の総本山、金剛峯寺。豊臣秀吉が1593年に亡母の追善菩提として建立した青巌寺が前身で、1869年に隣の寺と合併して現在の総本山金剛峯寺になったとか。

 

金剛峯寺です。かの有名な秀次が切腹した「柳の間」もありますが、残念ながら写真撮影禁止でした💦 和歌山に住んでいながら初めて内拝したのですが、「柳の間」はテレビや映画で見るような床の間や違い棚のある立派な部屋でなく、思っていたより狭く暗い部屋でした。こんな部屋で秀吉からの知らせを待っていたのか、と思うとホント秀次が気の毒になりました😭ウゥ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「柳の間」の隣にある小さな庭です。朝な夕な、秀次はどんな気持ちでこの庭を眺めていたのでしょう。秀吉という大きな権力に翻弄された26歳の儚い人生でした😭ウゥゥ

 

【宿題】

「ひと言」岩佐ダン吉選

披講の準備をする岩佐ダン吉氏と重鎮の横でやや緊張している脇取の岡崎佳壽子女史。

診察を終えてひと言老化です 山本君江

ひと言でのっぺらぼうになった僕 井口廣司

あのひと言が友でなくなる 山本君江

ひと言が余計友が去る 澄田康則

「ごめんなさい」そのひと言がもどかしい 定松宏枝

➂そんなこと気にしてたんかアホやなあ 山田恭正

➁反論の火ぶたを切ったのは「しかし」 山田恭正

①そのひとこと言って気持ちが晴れますか 畠中友美子

◎多い妻足りない夫で五十年 梅原清子

軸吟:ひと言が多い奴と言われてる 岩佐ダン吉

 

「ひと言」佐野桂子選

披講の打ち合わせをする佐野桂子女史と川口明氏。

父のひと言今も心の灯台に 畔川臣展

そのひとこと言って気持ちが晴れますか 畠中友美子

ひと言でのっぺらぼうになった僕 井口廣司

ひと言が二倍になって返す妻 定松宏枝

不器用なひと言揺らぐすれ違い 岡崎佳壽子

➂捨て台詞胸に刺さった五寸釘 井口廣司

➁言えぬまま届かぬ距離にいるふたり 岡崎佳壽子

①反論の火ぶたを切ったのは「しかし」 山田恭正

◎墓そうじ父とひと言呼ぶ人に 川口 明

⇒選者評:お父さんと一言呼ぶ人とは何か意味がありそうで

 その人の墓そうじをするとは句に余白がある

 

高野山奥の院です、空海が眠っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥の院にある豊臣家の墓にお参りしてきました。奥の院にはたくさんの戦国武将のお墓があります。

豊臣家の墓所です。秀吉、その母で大政所の「なか」、秀長夫妻、秀吉の姉で秀次の母「智 (とも)」の墓もあります。恩讐を越えて、みんな仲良くお墓へ入って、ホント人の世の哀しさと言ったらよいのか、倖せと言ったらよいのか、厳かな気分になりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しい句会の様子です。皆さんエンジンがかかってきたかな🎇

「着く」畔川臣展選

披講する畔川臣展氏と脇取の岡崎佳壽子女史。佳壽子さん、いつも脇取お疲れ様です。

赤い糸たどって着いた君の胸 井口廣司

着眼の技が私を輝かす 岡崎佳壽子

母の死に空を乗り継ぎ辿り着く 佐藤まき

きっと着く道は険しいでも歩く 岩佐ダン吉

ちゃっかりと旅の土産は着払い 定松宏枝

➂いつか着く一本道のはずだから 山田恭正

➁老いてなお終着駅にまだ着かぬ 井口廣司

①駅に着く こころは街に置いたまま 岡崎佳壽子

◎何であれ漂流の先受け入れる 畠中友美子

⇒選者評:広い心で何でも消化して自分のものにして行くダイナミックな人生が見える

 

「着く」たむらあきこ選

披講するあきこ先生と佐野桂子女史。我が和歌山句会を代表する二人です。

到着口扉の先に待つ世界 梅原清子

赤い糸たどって着いた君の胸 井口廣司

そうやなあ終着駅が見えている 岩佐ダン吉

駅に着く こころは街に置いたまま 岡崎佳壽子

初スマホ着信音にうろたえる 定松宏枝

➂恋という迷路の先にあった愛 山田恭正

➁行けど行けど遥か彼方にあるゴール 佐野桂子

①何であれ漂流の先受け入れる 畠中友美子

◎いつか着く一本道のはずだから 山田恭正

⇒選者評:この句には、読者に句意を考えさせる広がり・余白がある

紀三井寺も秀吉の焼き討ちを免れました。 寺に仕えていた「春子」という女性が、命がけでが秀吉の陣営に赴き、寺の焼き討ちを思いとどまるように懇願したという伝説が残ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春子の嘆願が聞き入れられ、秀長から禁制が出されたことで、紀三井寺の伽藍が守られたと語り継がれています。

「春子稲荷伝説」を絵解きで表現した鏝絵壁画が、今年一月に除幕されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紀三井寺にもケーブルができてお参りするのが随分と楽になりました。これも春子さんのお陰❓ですかね。しかし楽ちんな分ご利益が無さそうな…🙏

☆最後に句会に参加された皆さんの感想

(沢山の感想を頂いていますが、そのうちの幾つかを…)

初めての特選‼本人もびっくりしています。言葉の使い方など、色々と勉強になりました。 

定松宏枝 (楽しい句会になりましたね、何よりです🎶)

山田恭正氏、岩佐ダン吉氏にお越しいただき盛会な楽しい句会でした。

暑い中、遠いところをありがとうございました。岡崎佳壽子 (ホント賑やかで忙しい句会でした💦)

選んで頂いた、頂かなかったにかかわらず楽しい非日常の時間でした。

畠中友美子 (非日常の時間を過ごせて、いい経験をされましたね👍)

多くの句に出会い楽しい句会でした。次回が楽しみです。 畔川臣展 (句会って楽しいものです🎆)

この暑さ、ボーと生きてきて、句会で脳味噌かきまわされました。

梅原清子 (あらあら、その後脳味噌は大丈夫ですか😖)

奈良から山田さん、岸和田からダン吉さん。猛暑の中ご参加頂き有りがとうございました。

外の暑さに負けず活気ある句会、うれしいです。 佐野桂子 (活気のある楽しい句会でしたね🙆)

先月休んだので少し勘が狂いましたが、まだまだ自分の句がいかに未熟か痛感させられました。

もっといい成績を取れるように頑張ります。山田さん岩佐さんが来てくれて、緊張感のある

句会になり良かったと思っています。 澄田康則 (なかなか、いつもの名司会。句も腕を上げたと

巷の評判ですよ (あげあげ~🎉)

色々なことが同時進行するのでせかしない気もするが、活気があって良い句会だと思いました。

いいリーダー (指導者)がいると言うことは、とても幸せなことだと思います。

山田恭正 (ご参加いただき本当にありがとうございました。句会に対する貴重な意見を頂き、

今後に生かしたいと思います🎋)

角谷整形で二か月入院、山中渓からランニング参加…和歌山は思いで多い地。

いくつか内職を持ってきた句会だが余裕なし。全員常時・発言・参加のいやあ忙しい句会。でも立派。10/11「岸和田市民川柳大会」よろしくネ。 岩佐ダン吉 (川柳を体現しているようなお姿を見れて、

本当に勉強になりました。悠々自適、お体に十分気をつけて元気にお過ごしください🍶)

 

おふたりの素晴らしいゲストをお迎えし、色々と貴重な意見を頂き、

本当に有意義な句会になりました。

今日勉強したことを我々が生かし、我が句会がますます発展して行くような、

そんな気がしています。

暑い中、本当にありがとうございました。

暑さますます厳しい折、みなさま健康に留意して、

また次の句会で…

暑い中、奥の院でまだ生きていると言われる「空海」を探しました。歩いていると空海の息吹を感じるような… 「お~い空海、まだ生きているのか❔」確か、そんな映画がありましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(報告 井口廣司)

 

【今後の予定】

★8月句会 8月26日(水) 13:00~ 於:和歌山県民文化会館 405会議室

①句評会用に事前に自由吟 1句提出

➁句会宿題 「重い」「気配」 各題2句 (句箋は当日)

➂サロン 参加者で歓談ほか

あなたも一度 川柳の句会を体験してみませんか?

新しい世界がそこにあります😍

しかも覗くだけなら無料、未経験の方も大歓迎です。

どうぞご自由に和歌山句会を覗きに来てください🧐

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和歌山句会7月報告(第10回)”のコメント欄です

  1. 畔川 臣展 on 2026年7月26日 at 6:08 PM :

    畔川です。

    井口さん、いつもありがとうございます。
    私たちの声がリアルに描かれており、ただただ脱帽です。ユーモアの塩梅も絶妙で、和歌山句会の一体感がさらに深まったように思います。 

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