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 中学生の頃に、アメリカでウーマンリブ運動が盛んになって日本にも上陸してきた。当時の私の英語レベルでは、ウーマンリブの「リブ」はてっきり「Live」だと思っていた。女も男と同等に「生きている」のだ、そういう運動だと一人勝手に解釈していたのである。
 ところが高校生になると、英単語のボキャブラリーもだんだん増えてきて「リブ」は「Liberation」(解放)を略した「Lib」だと判明した。女性解放とは凄い言葉だと思った。それを日本では「女性上位」と意訳したりしていた。
 大学に入り急に視野が開けてきて、アメリカ史の本なども読み始めると、アメリカは開拓者精神が国を作り上げたので、差別や不平等が激しい国であることを知った。レディーファーストなるマナーも日頃女性に対してファーストをしていなかったから、ことさらそういうことが叫ばれるのであって、常に対等に扱われていたらこんな発想は生まれなかったということらしい。
 日本では男尊女卑などという言葉があるが、江戸時代までは案外男女は平等(対等)であった。明治維新から始まる富国強兵、殖産興業における諸政策によってこの概念が強くなって来たようなのである。
 時代劇や歴史小説などでは、明治以降の男尊女卑思想を投影して物語を作っているものがたくさんある。そうでないと、現代の価値観と通底しないので面白味が感じられないのかもしれない。その辺はドラマや本を味わう上で要注意である。
 歴史を遡って、江戸時代の実際の男女関係とはどういうものだったのか。江戸古川柳の中には、武家でも庶民でも、現代と変わらない(男尊女卑思想と関係ない)ものの風俗を詠んだものがたくさんあって参考になる。



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