秋の愁いと憂い
7月24日のブログに「道のりは長い 」を書いた。30数年の川柳人生の総括みたいなことをしようと、過去に詠んで活字になった自作をすべて引っ張り出してきて、全句集出版のための編集(選句して入力する作業)を始めることにしたのである。
そのブログには、会員である柳誌、大会結果の発表誌などのファイルが山の...【続きを読む】
偏頭痛卒業間近
若い頃から軽度の偏頭痛に悩まされていた。まず閃輝暗点(せんきあんてん)の徴候が出現する。これは偏頭痛持ちの人しか分からない症状である。なかなか説明しづらいものであるが、簡単に言うと、痛みの前段階として何かを見ながら眼がちかちかする感じが出てくるのである。
この気配を偏頭痛の度に経験すると、この後...【続きを読む】
続・マラソン記録について
前回からの話しの続きでしつこくなるが、思い出深いマラソン記録の話題(笑い話みたいなもの)を紹介したい。
30代の頃、職場内で仲間を募りランニングクラブを結成した。栃木県内のみならず茨城、群馬、福島、埼玉の隣接県で開催されるマラソン大会に月1回は参加しようという集まりである。10名前後のメンバーに...【続きを読む】
マラソン記録について
前回からの続きのようになるが、運動神経の鈍い私が持久走だけはそうでもないことに目覚めたのが高校生の時だった訳である。大学5年間は運動などほとんどしなかった。それでも何か体を動かした方がよいと考えて、入学時に山歩きのサークルに入った。しかしこれも2年の時に辞めてしまった。以来、卒業までは運動らしいこ...【続きを読む】
長距離耐久レース
私の卒業した高校は男子校だった。毎年秋に長距離耐久レースと呼んでいた校内マラソン大会が実施されていた。校外を37km程度走らせるものである。全校生徒が対象だが、各学年315名(45名×7組)のうち、出場するのはおそらく300名弱ぐらいだったと思う。万一のために、出場する生徒には心電図検査を事前に受...【続きを読む】
やっちまった!―セルフレジにて―
その日は、9月の下旬になろうとするのにまだまだ残暑が続く平日の昼下がりだった。いつものように昼寝した後の日課であるサイクリングを終え、行きつけのスーパーに立ち寄った。
クレジットカード払いにすると全商品が5%割引になる日だったので、何か安い物があればどんどん買おうと考えていた。でも予想外の暑さの...【続きを読む】
扇風機の首振り機能について
落語に「けちくらべ」という演目がある。世の中にどれほどけちな人間がいるか、それを競い合う噺である。いろいろな題材を持ってきておもしろおかしく紹介するので、聴いた方は多いと思う。
その中に扇子を使ったものが出てくる。こんなやりとりである。
「あなたの持っている扇子は、どのくらいの間お使いになってい...【続きを読む】
首筋の瘦せ具合
6年前のことだが、初孫が生まれてまだ2、3か月の頃、お風呂へ一緒に入って沐浴させたことがある。娘に湯船の中で孫を抱きかかえる様子をスマホのカメラで撮ってもらった。後からその画像を見て、30年近く前、私の父が孫である私の娘を同じように抱いて撮った写真のことをふと思い出した。
それぞれの画像や写真に...【続きを読む】
加齢と幽霊について
齢を重ねて老境に近づいてくると、自分が生きていくことに対して少しずつ開き直ってくる。今更若気の至りを後悔しても何も始まらないと考えるようになる。
自分の周辺に存在するものや存在すると言われるものに対して、一々憎悪や恐怖の念を抱くといういうことがある意味で面倒くさくなる。蚊に刺されれば、それをじっ...【続きを読む】
擂り胡麻と胡麻擂りの家
先日行きつけのスーパーへ向かうと、店頭に袋入りの「すりごま」が並べられているのに気がついた。100円程度である。無性に懐かしくなって手に取り、思わずカゴに入れてしまった。
多分子供の頃からのことだと記憶しているが、我が家では擂り胡麻を重宝にしていた。そうめんのごまだれや正月に用意するなますなどの...【続きを読む】
国語の勉強法について
大学受験の勉強のうち、国語というのは特殊な位置にある教科だと思う。他の教科は、文科系・理科系を問わず、とりあえず学習しないと話しにならない。しかし日本語自体を扱う国語となるとちょっと様子が違う。
日常生活におけるコミュニケーションの手段として、日本国民なら日々日本語を使用している。どんな難解な文...【続きを読む】
「ものぐさ精神分析」シリーズ
大学生時代に一番感銘を受けた本は、岸田秀著「ものぐさ精神分析」(青土社)だった。大学の授業の帰り、時間的な余裕があると古本屋を巡ったり大手書店に立ち寄ったりしていたが、月刊雑誌の「ユリイカ」や「現代思想」(いずれも発行元は青土社)などを立ち読みで捲ることが時々あった。どちらも正直に言って難しいこと...【続きを読む】
誰でもなれる大臣
政治についていつも辛口なことを話す友人がいる。ある時、(国務)大臣の話題を持ち出してきた。日本の大臣なんてものはそもそも誰でも務まるんじゃないか。そして大臣職には表に出ない格付けがある。格付けの低いポストがいくつかある。友人曰く、二流の大臣職なら(担当する省庁も低く見られているかもしれないが)俺で...【続きを読む】
消える年金
公的年金の支給開始時期が少しずつ繰り下げられている。私の親は60歳から受給、私は65歳からだった。平成生まれの私の子供などは、いずれ70歳からとなるだろう。世代が下る毎に支給が先延ばしされている。令和生まれの私の孫などは75歳から支給となるかもしれない。年号は何になるか知らないが、曾孫が生まれれば...【続きを読む】
「おもてなし」なんて…
「おもてなし」という言葉が実はあまり好きではない。かつての東京五輪招致のプレゼンテーションで使われて一時期流行語にもなったが、商業主義の世界であからさまにこれを用いられると興醒めする思いがある。
気くばりという言葉もだいぶ前に流行った。鈴木健二さんの書いた「気くばりのすすめ」がベストセラーになっ...【続きを読む】
繰り返すことについて
新聞記者出身で随筆執筆を趣味にしている文芸の先輩がいた。何かの集まりがあって隣席になった際「一つの文章に同じ言葉を二度繰り返さないよう心がけていつもペンを執っている」と私に語りかけてきたことがあった。記者としての現役時代、原稿を書く際にいつもそのことに留意していたのだろう。先輩記者から厳しくそれを...【続きを読む】
無常観について
高校生の頃、国語(現代国語)の教科書や大学入試の模擬試験に小林秀雄や江藤淳などの評論がよく出されていた。16、7歳の高校生には些か難しいところがある。正直に言えば、私の頭の中ではチンプンカンプンの時もあった。異次元の世界の話題にも思えた。とりあえず試験問題に出るから、そんな理由で晦渋な文章に向き合...【続きを読む】
夢の中の世界
所属するコーラスサークルの発表会が8月下旬にあった。その半年前に、どんな歌を歌って発表するかの話し合いがサークル内部であった。メンバー各自が歌いたい曲を持ち寄ることになった。集まったタイトルをまとめてると昭和歌謡がほとんどだった。これは、歌う側の平均年齢を考えれば、大方予想がつくことである。
さ...【続きを読む】
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