「おもてなし」なんて…
「おもてなし」という言葉が実はあまり好きではない。かつての東京五輪招致のプレゼンテーションで使われて一時期流行語にもなったが、商業主義の世界であからさまにこれを用いられると興醒めする思いがある。
気くばりという言葉もだいぶ前に流行った。鈴木健二さんの書いた「気くばりのすすめ」がベストセラーになっ...【続きを読む】
繰り返すことについて
新聞記者出身で随筆執筆を趣味にしている文芸の先輩がいた。何かの集まりがあって隣席になった際「一つの文章に同じ言葉を二度繰り返さないよう心がけていつもペンを執っている」と私に語りかけてきたことがあった。記者としての現役時代、原稿を書く際にいつもそのことに留意していたのだろう。先輩記者から厳しくそれを...【続きを読む】
無常観について
高校生の頃、国語(現代国語)の教科書や大学入試の模擬試験に小林秀雄や江藤淳などの評論がよく出されていた。16、7歳の高校生には些か難しいところがある。正直に言えば、私の頭の中ではチンプンカンプンの時もあった。異次元の世界の話題にも思えた。とりあえず試験問題に出るから、そんな理由で晦渋な文章に向き合...【続きを読む】
夢の中の世界
所属するコーラスサークルの発表会が8月下旬にあった。その半年前に、どんな歌を歌って発表するかの話し合いがサークル内部であった。メンバー各自が歌いたい曲を持ち寄ることになった。集まったタイトルをまとめてると昭和歌謡がほとんどだった。これは、歌う側の平均年齢を考えれば、大方予想がつくことである。
さ...【続きを読む】
世の中は速くて早いものなのか?
以前、NHKの「チコちゃんに叱られる!」で、齢を重ねるにつれ、なぜ歳月が過ぎ去るのを早く感じてしまうのか、という問題が出ていた。答えは、年老いてくると記憶力が低下するからというものだった。番組では一つの実験が紹介された。
小学生くらいの子供を対象にして前日にあった出来事をすべて話してもらう。そう...【続きを読む】
目的論と機械論さらに進化論
哲学には、目的論と機械論という二つの考え方がある。以下、Wikipediaから要約して引用する。
[目的論(英語: teleology)とは、我々人間の営みやこの世界が、何らかの目的によって規定・支配され、それを達成するために存在・現象しているとする思想的・哲学的立場のこと。人間の主体性を強調する...【続きを読む】
「好き嫌い」ってナニ?
20歳前後の頃に思い悩んだことを今でもはっきり憶えている。
高校生の時に「ポセイドン・アドベンチャー」(主演はジーン・ハックマン)というアメリカ映画を劇場で観た。豪華客船「ポセイドン号」が大津波で転覆し、ほとんどの乗客・乗組員が亡くなる中、果敢に行動した8名が生き残って救助されるという物語である...【続きを読む】
人間ドックとの付き合い
どこの事業所にも職場の健康診断が年1回ある。これは労働安全衛生法に基づいてどの事業所にも課され、必ず実施することになっているものだが、私は40歳から外部の人間ドックに切り替えていた。こういうやり方も法令上は問題ない。こうするようになったきっかけは以下の理由による。
60歳の定年まで、5年単位の節...【続きを読む】
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