春の三連符

第一章 巡る四季
シーほら新芽の伸びる音がする
告白は今だ 二尺玉上がる
八月のラジオ爛れた臭いする
熟れるまでそっとしといてくれますか
秋うまし気取ってなんかいいられない
第二章 あのころ
石段の中程でするプロポーズ
鬼ごっこあなた以外は探さない
虫の息まだこの胸のここんとこ
褒められた日から迷ってばかりいる
大切なものを包んでいたちり紙
第三章 そして
利き腕にそっとナイフを渡される
ほどほどが出来ず丸ごと突っ走る
病室の窓は切ないほど宇宙
おばさんはマネキン脱がし買ってくる
例えばの話で憎い人を斬る

弘子さん ありがとうございました。
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