5月15日は、上野彰義隊供養の日。
日蓮宗により、戦争直後の敗者供養の供養からずっと続けられて今年が159回忌。
ちょっとしたご縁から「149回忌」でご一緒することになり、阪井久良伎翁の昭和初期に行われた「彰義隊川柳供養」を復活し、10年。翌年の大行事となった「彰義隊150回忌川柳供養」もつい昨日のようで、時間の過ぎる速さをまた知らされる。
今年は、ロサンゼル氏から子猫、邦子両氏もかけつけ、彰義隊川柳供養という阪井久良伎翁の始めた伝統行事を体験した。法要に参列、献句をよみ墓前に献じて川柳により江戸に義を尽した彰義隊戦死を供養するという久良伎翁の思いを追体験した。
来年は160回忌。ちょうど川柳発祥270年の節目であり、連携して川柳振興の行事としたいもの。
〈献句>
彰義隊思い一筋江戸の意地 一 穂
彰義隊インバウンドも手を合わせ 素 江
義と憤と平和に眠れ彰義隊 子 猫
血管を走るいのちの声を聴く 紡 ぐ
剪定の桜見守る上野山 香穂子
短冊に偲ぶ薫風供養祭 チイ子
新緑の上野の杜の義を悼む 邦 子
江戸の意地江戸のさいごの夏の影 川 柳

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159年前といえば明治維新の動乱の真っ只中、彰義隊が上野で散った時代ですね。勝者が歴史を作る中で、敗者を供養し続けるという行為の重さを改めて感じます。
上野彰義隊と川柳との関わりが気になり少し調べてみました。阪井久良伎翁が川柳供養を始めたのは昭和2年の60回忌から。彰義隊と川柳に直接の歴史的つながりがあったわけではなく、「江戸の最期の意地」の象徴である彰義隊を、江戸文芸の象徴である川柳で供養する、川柳を江戸最後の風景と重ねたところに久良伎翁の粋があったのだと思いました。
来年は160回忌かつ川柳発祥270年という二重の節目です。今年はロサンゼルスからも参加者が駆けつけたとのこと、久良伎翁の志が海を越えて届いていることに感慨を覚えます。どのような行事をお考えですか。ぜひ聞かせていただければと思っています。
ありがとうございます。
来年は、ちょうど10年前に行った久良岐翁の彰義隊川柳供養をそっくり真似た「彰義隊150回忌川柳供養」を再び行うとともに、「川柳270年」にからめて、社会発信の行事、すなわち、開かれた参加者による行事化を考えます。
柳界だけの内輪の行事にしてしまっては、どうしても文化振興になりません。
来年の開催は、日蓮宗の法要と併せる為5月14日と1日ずれますが、吟行会や講演も含めて、句会的な部分も用意します。
よろしくお願いいたします。