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2023年7月14日
♥
18
旧姓で呼ばれなくなり遥かな日
情報過多の現代では、理解されにくい句材である。新婚ほやほやの頃には、友人、知人から旧姓で呼ばれることも珍しくないし、親しみを込めて故意に旧姓を使うこともある。結婚に夫婦別姓が物議を醸していることも踏まえて、遥けし日である。やがて、歴史の中に...
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2023年7月7日
♥
18
おとこの嘘見抜け出したら萎みだす
花が真っ盛りの頃には、ほかの花に負けまいと精一杯に花弁を開いて、絶好調である。忍び寄る男の譫言も甘く聞こえる。時には勇み足もあるが若さで乗り越えてきた。。いま、ようやく男の常とう手段の隙間が目に付き出したころには、お声がけもめっきり減って来...
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2023年6月30日
♥
19
ごめんねと言えない私悪くない
「ゴメンね」とひと言詫びればその場は丸く収まるし、周囲もそれを望んでいる。それでも私は、どうしても「ごめんね」が言えない。それどころか悪くないと開き直っている。折角の美貌が台無しの仕草である。都合の悪い証拠は「ねつぞう」だと決めつける政治家...
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2023年6月23日
♥
20
瀬戸際で質されている隠し味
一次二次と多数の挑戦者を退けていよいよ最終審査。面接官の鋭い視線が「体重とスタイルに切り込んでくる。此処まで来れば、本望だとはいかない。何が何でも勝ち残らなければ、これまでの、努力と苦労が水泡に帰す。本音を吐いて、運を天に任すのか。隠し味に...
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2023年6月16日
♥
18
一瞬で雰囲気替わる噂の輪
若者の雰囲気に敏感な行動は呆れるほど鋭い。まして、渦中のうわさ話など、昔だったら「さもありなん」で潜って来た難問があっという間に拡散して、場の空気が険悪な様相を呈する。僅かな火種が大失火となり炎上する例をたくさん見てきた。その機敏さに欠ける...
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2023年6月9日
♥
23
独りよがりで胃もたれのするメール
リズム感に乏しいが、胃もたれのするメールが見つけものかも。老いてくると経験と裏腹に頑固は避けて通れない現象ではある。それがそのまま、メール相手の消化不良を呼び、胃もたれに繋がっているという。この句は、受信者側ではなく送り主側の句として読んで...
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2023年6月4日
♥
21
弾のない銃は哀しいほど静か
台風2号の残党が静岡地方で大暴れ、水戸大会からの帰途、ひと晩東京駅で足止めされて、ホームでの仮宿。結局、北陸新幹線の金沢経由で36時間遅れて帰宅。ブログも大幅に遅れて仕舞いました。 アメリカでは、相変わらず銃による無差別乱射殺傷事件が後を絶...
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2023年5月26日
♥
21
足音を立てぬ王様嫌われる
王様は王様らしく堂々と振舞ってもらわないと、側近が困る。上司の陰口を叩いていたら本人が側にいた、なんてことは誰もが経験済み。王様の立場からすれば、側近のフィルターを通しての噂より、庶民の偽らざる生の声が聴きたいものだと、悪意は無い。少し忍び...
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2023年5月19日
♥
21
口割らぬそりゃあいろいろある遅刻
遅刻理由は義務として述べる習慣の中で生きて来た者には理解に苦しむが、その理由まで公表し発表する必要はないという結論。昔人間にとって不思議なことは、遅刻によって周囲にかけた迷惑に対しては、どう考えているの?というお節介が湧いてくる。「だって憲...
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2023年5月12日
♥
21
経験で祖母はきっぱりものを言う
若者は老人の話など端から聞く耳を持たない。ところが肉親となるとちょっと違う。経験に裏打ちされた意見だからスマホの知識と異なり、曖昧なところが少しもない。身近な例で親しみも湧く、何より両親たちの合意もあり、まだまだ当分祖母の貫禄が幅を利かせそ...
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2023年5月5日
♥
19
やり残してこそ人生とは言うが
やり残しのある人生こそ、素晴らしい人生だ。職場では元同僚が残した資料、冷蔵庫には使い古しの野菜。だがきれいに使いきろうと思うな、無駄の排除ばかり考えていると大事なものを見失う。人生は誰でも途中で終わるのだ。ぴたりと収支が会うことなど無い、切...
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2023年4月28日
♥
23
大人しい金魚さりげなく視野に置く
派手で豪華な尾鰭を付けている金魚が、ゆったりと泳ぐ。我が家に来て何年になるだろう。餌を貰う時だって焦って、口をパクパクさせてはしたない所作は決してしない。タイミングよく鼻先きに来た餌だけを吸い取る。人生で教わることが多いから、彼女から目が離...
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2023年4月21日
♥
22
薬飲むために三食ちゃんと摂る
主客転倒だが、こんなことから健康が徐々に快復することもありそうだ。毎食後飲む薬はメリケン粉でも、そのために三食きちっと摂る食事が決め手となる。目的を目指して努力する、結果は思いも掛けぬ所から生まれるのは世の常で、本人がその事に気付いていない...
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2023年4月14日
♥
21
枕詞か真摯に重く軽く言う
最近のニュースやレポートで何時も聞かされる「真摯に受け止めております」「重く受け止めております」とまるで、枕詞のように軽く宣う。中にはその立場にない人までもが「真摯に、重く受け止めてくれる」勇み足もあり、白々しいセリフである。 ...
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2023年4月7日
♥
21
生きるのも苦しきことも同じ明日
見えにくくなった明日。何も視力が衰えたわけではない。聞こえ辛くなった幸せ、何も難聴になったわけではない。それ程に明日の絵が見えにくくなったと言うのである。個人差はあるが、今日の情景からして、結構身に詰まされるものがある。今日を生きるという事...
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2023年3月31日
♥
13
ともかくも1mmでいい足の先
今回のワールドカップから採用されたBMR方式。三苫選手のつま先1mmが日本を勝利に導いた。公平や平等を尊ぶなら、スポーツも全てに導入しなければならない。汎用性の広い参加人数や、裾野の広さなどから導入が進んでいくだろう。1mm、0.1secの...
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2023年3月24日
♥
17
手枷足枷切ってボールを弄ぶ
エースになればなるほど、相手チームから徹底的にマークされる。ときには、二人三人に囲まれる、そのマークをドリブルで搔い潜り、あたかもボールを弄んでいるかのように、相手陣内を縦横無尽に駆け巡る。相手の裏をかく、体力も走力もそして頭脳も必要とされ...
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2023年3月17日
♥
14
眉きりりああ人生のど真ん中
晴れてワールドカップの審判員の一人に、日本人が初めて選ばれた。しかも女性である。ひとつの誤審がそのゲームを左右し、国の威信にも影響するだけに、恐いような責任を背負っている。確かな眼力に加えて、近代サッカーは、攻守の切り替えが早く、男子選手と...
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2023年3月10日
♥
16
エリートもあずらなんだら生きられぬ
「あずる」は北海道と山口など中国地方の一部で使われる方言で「手こずる・持て余す」の意。国を挙げての四年に一度の祭典。その名誉を背負ってピッチに立つた者が得る名誉。そのスーパースターが凌ぎを削って戦う。並大抵の精神力では生き残れない。程度の差...
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2023年3月3日
♥
18
ひとりづつ処刑をされるPK戦
今回のワールドカップは延長戦でも決着がつかずPK戦にもつれ込んだ試合が沢山あった。日本もPK戦で涙をのんだが、日本の場合は、選手が自主的にPK戦を申し出て挑戦したという。最初に手を挙げた選手の勇気を讃える後日談もあった。観客が掲句のような目...
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profile
富田 房成
(とみた・ふさなり) 1936年 山口県柳井市に生まれる 1996年 光川柳会で川柳を始める 1997年 夫婦松川柳会編集担当 2002年 川柳大学会員 2008年 現代川柳研究会...
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ブログ作家の本
植竹団扇
川柳作家ベストコレクション 植竹団扇―原発はゼロ尿酸値は8以下
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-861-5
たむらあきこ
前田咲二の川柳と独白(川柳作家ベストコレクション)
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-001-5
植竹団扇
全国川柳作家集「団扇の噺」
定価:(本体
¥
1,200
+税)
A5判ペーパーバック・110ページ
ISBN978-4-8237-1451-1
勢藤潤
令和川柳選書 帰る家がある
定価:(本体
¥
1,200
+税)
B6判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-8237-1123-7
新家完司
川柳の理論と実践
定価:(本体
¥
1,600
+税)
四六判ソフトカバー・326頁
ISBN978-4-86044-428-0
尾藤川柳
川柳家のための誹諧武玉川 初編
定価:(本体
¥
1,200
+税)
A6判ソフトカバー・128頁
ISBN978-4-8237-1063-6
尾藤一泉
川柳作家ベストコレクション 尾藤一泉―すこしつかれてあたたかい色になる
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-916-2
富田房成
川柳作家ベストコレクション 富田房成―不離不即うすむらさきの中にいる
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-951-3
太秦三猿
令和川柳選書 See You !
定価:(本体
¥
1,200
+税)
B6判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-8237-1168-8
三上 博史
添削から学ぶ川柳上達法
定価:(本体
¥
1,500
+税)
文庫判ソフトカバー・584頁
ISBN978-4-8237-1038-4
最近のコメント
間違い探しかなと左右見比べましたが、
ひざポン1をゲット!!
胸に生きている人は、私の生が有る限り
有難うございます。晩秋の境港の街角は
イラストが楽しいデス‼️ 色も独創的
どうにもならない現実を変えてくれるリ
今晩は〜🌃 夜分失礼します。、今日(
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2023年6月16日
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2024年11月8日
あの人にあの人がいる忘れまい...
2024年4月12日
捨てられもせず返せない傘を干す...
2022年12月20日
老々介護たぶん最後の濃密期...
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