「ですよね」を繰り出す会話乗り切れず
難聴を自覚してから、随分になる。今は周囲が慮ってそれなりの、温かい労わりで包んで呉れているから楽しい。それでも古い世代には馴染めない言葉がどんどん生まれる。滔々と持論を展開したかと思えば、尻窄めにがっかりさせられる。「ですよね」も表現は優しいが連発されると「押しつけ」がましく聞こえる。
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転び癖いつも何とかなる不思議
高齢者と転倒はワンセットのようなものである。その経験のない高齢者は皆無である。例にもれず、しっかり転倒してきた。病院のお世話になったこともある。それでも、今日までこうして普通の生活が出来ているのは、いつも何とかなった身体と、反省しているというより、「運がよかったとしか言いようがない」としみじみと振り...【続きを読む】
年の差を解いて上手に交わされる
台風一過、爽やかなこの季節になると几帳面に合えると言うか、お目にかかれる人がいる。最初は、行きずりで気にも止めないが、毎年、同じ季節に邂逅すれば、気候や景色にも融合して、だんだんと印象に残ってくる。やがて、何時とはなしに心待ちにしている自分に気が付く。何かの支障で会えなくても、「若い人は、いろいろあ...【続きを読む】