ピリオドかカンマで愛がまた迷う
ピリオドにカンマ、改行、段落、改頁etcの思いつくままを駆使してここまでたどり着いた。さて、今度は時代の変化とともに経験のない淵を覗く。取り敢えず符号を打ちたいが、優柔不断の性格がゆえに、おたおたして一歩が出ない。その間にチャンスは遠のいて改題さえ考えなければならなくなる。こんな性格と長い付き合いで...【続きを読む】
過疎しずか辻の佛はなお静か
一昔前の過疎と現在の過疎は状況が全く異なる。特に限界集落といわれ、人口の半分以上が65歳以上の高齢者がしめていて、つまり普通の人がいなさすぎるので、住んでいる人たちがまともに生活できない地域になってしまった箇所が、全国に1600箇所以上あり、中国地方が最も多い。ついで九州、四国の順らしい。野佛のお姿...【続きを読む】
再婚しますマナーモードが繰り返す
スマホの着信音や通知音を制御する設定のひとつで、通知をなくしたいが、取引先からの着信は鳴らして欲しい。など、自分に合った通知のマナーモードが自在に叶えられるようになった現在、簡単に状況の説明がつく。それでも、多分だが「繰り返して知らせてくれるのは、自分のゆとりのせいである」がそこには触れないで、スマ...【続きを読む】
豆変えて今朝は仄かに安らげり
世界各国からコーヒー豆を輸入している日本に住んで、贅沢な幸せをつくづく感じている。産地による特性が各人の好みによって派閥化されている。外食もままならぬコロナ禍にあってその贅沢を貪って、昨日と変わらぬ生活に珠玉の潤いを醸している。慎ましく表現されて爽やかに受け止められる。
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目も耳も限界超えて口達者
目の前にその方があらせられるような見慣れた情景である。お歳は召されていても、きょうようも、お召し物も、憧れではあるが、一つだけお願いがあるとすれば、控えめにお話しいただければ、有難いのですが。きっとお寂しいのであよう、堰を切った大河のように澱みなく滔々とお流しになる。
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だとしても正直すぎるこの鏡
ある程度齢を重ねると我が身でありながら、認めたくない部分があちこちに出てくる。今の自分に十分満足しているから、鏡の自分は現実であっても認めたくないし、見たくもないのである。それは、肩の肉がたるんだのを初めて見た時のショックと同じなのである。
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来世では少し崩れた人が好い
人間が追う幸せの欲求には際限がない。幸せにどっぷりと埋もれてくると自分の置かれた環境が見えなくなるから怖い。句のような心境には周囲からブーイングが起こるのは必死。それとなく恵まれた人生を誇らしく見せようとする。この句に共鳴する輩は来世での地獄行きは必至だと思う。
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人間を脱いで向き合う非戦論
賢い人間(ホモサピエンス)は人類こそが地球を制する万物の霊長であると信じて疑わない。しかし、人間を支配している血には、弱肉強食を含む動物本能が隠し持つDNAが紛れもなく脈々と流れている。
だから、まず人間を脱がないと話が前に進まないのである。
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宝石のひと日よ米寿愛おしむ
元気印の手本のような生活を送っていた姉が102才で往生した。前夜17時まで元気に東京音頭を口遊んでいながら、突然の旅立つだった。末っ子の私が明日6月15日米寿を迎える。まだ、施設のお世話にもならず存えており、心底から吹き出すような幸せを全身で受け止めている。これからも、ひと日一日を大切に暮らしていき...【続きを読む】
そんなことありませんよとシャボン玉
前の言葉を前面否定している。ところがこの否定には一旦受け入れてから、やんわりと返す会話の中のテクニックとも受け取れる。とは言うものの下五の「シャボン玉」は儚い命の象徴のようにも取れるから、読み手の迷いは深くなるばかりである。ありふれた想定だが「旦那様のご指示ですか」と尋ねて、余白を埋めてみた。
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猫に似てまた過ちを繰り返す
ペットの中でも猫は薄情者で名が通っている。薄情者は浮気者に通じるところもあるというと、猫愛好家から顰蹙を買うだろう。とかく軽率な行動をすることは否めない。また繰り返すは、「軽率」にぴったりの表現で、昔から三年飼っても三日の恩さえ知らぬと言われているが、現代の世相にもぴったりで、そこが何とも魅惑的だと...【続きを読む】
これがまあ我が家限定満足度
各家庭によって民度に差があるように、生活の程度も微妙に異なる。子供の頃にはそれなりの生活に馴染んだいても独り立ちして世間のレベルが見え始めると、悲喜こもごもである。やがて子供達が巣立って元の古巣に戻ると、価値観は極端に偏ってくるが、決して世間の常識に流されようとはしない。
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振りも入れ忘れる技を忘れてた
「何時の間にか」と言うのが正直な実感である。家族から、少しづつ疎んじられてくるようにはなったけれど、まだ姥捨て山の話は聞こえてこない。記憶がなくなる。思い出せない。ウッカリ忘れて心が他に移る。本当に物忘れするということは辛いことではあるが、「忘れる」という技をしっかり使うのも、重宝な術で上五の「振り...【続きを読む】
猜疑心コップの水が増えている
ふとしたことで人を疑うきっかけが生まれると果てしなく拡大していくのが嫉み心の常である。目減りしたのならともかく、コップの水が増えているのではないかと疑い出したらもう、際限がなくなって来る。その場はやり過ごしても微妙な変化は、気持ちの持ち様にも関わってくるから実にややこしい。添付絵もそれとなく暗示する...【続きを読む】
「はいはい」と「はーい」で気分すぐわかる
声色という声の色がある。個人差があり、特に歌手の「ゆうめいじん」には、歌の物まねを売りにする声帯模写さえいる。プロの歌手には売りの声色がなければ話にならない。こちらの声色は、短い「ハイハイ」ながく伸ばして「はーいはーい」で現在の天気がうかがえるという。実感ですねえ。
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何かしておらねばつまらないわたし
後半の言葉「つまらないわたし」がこの句の全てだと思う。普通には「道理に合わない」「意に満たない」「価値がない」「とんでもない」と解釈でかなりの変化が生まれる。ここは川柳として、常識の範疇かも知れないが、「面白くない」が相応しいと思う。前向きではあるが、やや自信過剰な特徴が、素顔から覗いている。
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知り過ぎて飛ばした中味知りたがる
久し振りの女子会、「ちょっとハイになりすぎたかな」軽い疲労感が残る。日々業務で携わっている専門分野だから、サラリと聞き流したが、気になる発言をした彼女。ちょっとその後の詳しい経歴を無性に覗いてみたくなっちゃった。本人は気付いてないけれど、立派なライバルなのである。
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捨てられもせず返せない傘を干す
上五の「捨てられもせず」上七の破調ではあるが、これが全てを表している。ひょっとしたら「捨ててください」と言われて借りてきたのかも知れない。いずれにしても返せないのは、借主の勝手な思いである。けれども、その勝手な思いこそがこの川柳のネタである。それぞれがストーリーを楽しめばよろしいかと。
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