忘れたいと思い忘れたこともある
忘れたい思い出は、忘れたいと思えば思う程鮮明に記憶に残っているという経験は誰でもお持ちだろう。ところがである、ここまで存えると、過って忘れたいのに忘れられなかった事をすっかり忘れているのです。きっと皆様にもそのチャンスはきますから。
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根張りまで見られてすべて知られてる
雑草の中に隠れている根張り、見える筈のない内輪の話しがすっかり漏れていた経験がおありだろうか。実は小学に入学したばかりの倅が、お隣のおしゃべりオバサンの話術にすっかり嵌ってしまっていた。気が付いたときは後の祭りでした。
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遊ばれてみたいお方も老い給う
以前から心憎く思っていたお方とご縁がなくて随分と月日が流れた。コロナも収まり、ようやく平静を取り戻したある日、ばったりとあの方にめぐり合った。そう、あれから五年もたっているのだから、当然と言えば当然ではあるが、自分も同じ時間を経ていることを忘れて憧れた昔が幻のように思える。
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二人きり話すことなど無いが好い
例えばの話ではあるが、特に話しておかなければ、あるいは聴いておきたいこともない二人だけの時間を持て余していないところが憎い。しかもそれを好いと肯定している。いよいよ本物の仲であることが容易に想像がつく。若干の羨望感も拭えない。
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年功と派閥重視に適材所
恭賀新年 かって聞いたことのある台詞「適適所」本人は適材適所と言いたかったのだが、それではあまりにも平凡で、見えみえだとぼかしたつもりだろうが、語呂が悪いと目立つから却って丸わかり。KYの上司に仕えると官房長官のホローも大変である。と、他所の国の垣間見た出来事を思い出しながら並べてみたとさ。
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仏さまわたしに落ち度ありません
仏さまの前で開き直っているご無礼な作者さん。「あなたが悪いに決まってる」と神様でなくても、私はそう思います。それに、神様は何でもおみとうしなのですよ。だって、金の斧だって黙っていてもご褒美に頂けるじゃぁありませんか。「仏さまではしきたりが違います!。」あっそうですか。
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争点をぼかしてずるい平和論
世界中には、直接、間接を問わず戦争にかかわっている国がほとんどである。それどころか、戦争をしていないと経済が上手く回らない国さえあると聞く。とかくトップの意見は戦に片足どころかどっぷりつかっていながら、どっちつかずの発言でお茶を濁すのが世渡りの常識とされてきた風潮がある。それで、ん?これでいいのかも...【続きを読む】
奥の院今日を逃せば何時行ける
由緒ある寺院に参拝して、さてもうひと踏ん張り歩いて、奥の院まで参拝するべきか、しばし迷っていたら「天の声」がして、ここまでご苦労様です。是非奥の院迄ご参拝ください。今日を逃せば何時いらしていただけますか?言われてみれば納得のお声がけを戴いた。もちろん奥の院で頭を垂れさせて貰った。
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諦めたらしいね君もなびきだす
昔と異なり、いまどきの宮仕えの身には何が起こるか分からない。どっぷりと浸っていた裏金のはなし。ひたすらご主人様に忠誠を尽くして逆風をものともせず前を向いてきたが、ようやく御代が変わって大勢が見えてくると、世間の風に立ち向かうことだけはしなくなった。
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まろげつつ踏絵の修羅場飛花落花
江戸時代キリスト教弾圧の手法として用いられた「踏絵」。下句の「飛花落花」は、桜の花が飛び散り、または落ちることをいう。「まろげる」とは丸く固まって一つになることらしい。まとめると、あなたの思われている、以上でも以下でもない。「そういうことらしい」。
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正直に言えば周りが居なくなる
逆に言えば、何時も周囲に大勢の人が群がっているのは虚構に操られている者達がたむろしていると言う事らしい。人間は片方では体裁で生きる動物である。意識するしないに拘わらずタテマエの中では惰眠をむさぼりたいのだ。
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夢があり仏様の手が冷たい
仏さまがお導き下さるのは、どん底の民のみであるというお話を有難く拝聴した覚えがある。裏を返せば、仏様がお手を差し伸べて下さらないのは、自分よりもまだまだ下層の民があられることだと納得していた。いま、仏さまが私に冷たくされているのは「まだ救いがある」と思し召しのためだから。
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あの人にあの人がいる忘れまい
仏さまの世界にもバトルはつきもので、武器も人材も隠密に装備し、訓練もする。そうなると、情報の探り合いも激しい。だが、この句の場合は個人対個人のバトルらしい。うっかり相手に情報を漏らしては、大変なことになる。諜報員かも知れないから、資料はしっかり管理しなければ。
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冷静な主君を試す怖い犬
恐い犬は多分雑種だと思うが、野良犬ではない暗喩だろう。冷静さは時に冷淡にも通じる。何事も沈着に捌く主君に意地悪心が性質の悪い美女を仕向けた。ところがウンとも言わない野良は、相手をよむことに長けていたようである。
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「気をつけて」それ程老いておりませぬ
何気なく言われる言葉。お別れの挨拶程度だろうが、最近、身内から、再三投げかけられる、言葉である。ちょっと皮肉ってみたくなった。労わりのつもりも当事者が気にかけていることには過敏に反応してしまうという事例。
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悲しみの極地におわす甘い宝石
仏の世界にも戦は絶えなかったのか、仏に使える僧列の要にややそれらしき僧衣を纏った者たちが続いているのを見ると、人間って全く進化していないなぁと哀しくなってくる。どんな目的があって煌びやかな宝石を身につけていたのか、知らないが、敵将を殺ったら、その証拠にでもなったのだろうかと疑心暗鬼になる。
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困ったような顔に音のない飛行雲
標高1000m近い雲辺寺の裏山におわす毘沙門天さま、急な階段があるので失礼して台座迄登ったらお顔の様子など全く見えない。「汝、ここまで来るとは戯け者めが」と呆れておられるが、「いまさら言われても遅うござりまする」と仰ぐ空を飛行雲が一本袈裟懸けに抜けて行った。
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笑うしかないが笑っていられない
ドジを繰り返して生きてきた私には実感として迫ってくるものがあるが、円満で裕福な生活を過ごしておられる皆様には「笑うしか無ければ、笑っていらしたらよろしいのに。」と理解に苦しむことになりそうである。「山より大きな獅子は出ない」とその都度、腹を括ってきたが、笑顔どころでは無かったなぁ。
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