そうでしたなぁと時間が顔にでる
上五の肯定「そうでしたなぁ」と否定の「そんなことないの」のいずれも、「49日なんて」と具体的には表現されていないが「否定」の場面の方が川柳にとっては、その事象が想像できる。一方肯定されてしまうとその事象は極端に減ってくるから、危機感が薄れて曖昧になるらしい。
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正論はやっぱりよそう浮きあがる
本人は正論だと思ってはいるが、確証があるわけではない。もし仮に心配し始めたら浮きあがるどころではない。ことほど左様に意見を戦わすと言う事は、難儀な話である。このままだと、もやもやは残るが失脚には及ばないだろう。
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これは現実かっての部下に叱られる
元句は「上五が「麦わら帽子」だったが現実の方が追力があるかと、変更した。OBが定年後再就職したのか、縁あって再会したら、立場は逆転しており、容赦はしない。本人の成績にも係わるのだから当たり前ではあるが現実は厳しい。
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一晩くらい夢に出てきてくれたって
こんな句がすんなりと出てくるようになったと言う事は、精神的にやや落ち着きを取り戻せたのかもしれない。突然消えてそれっきりでは、薄情と言うもんではないだろうか。重ねて来た薄情を一遍にお返ししましたと言われれば、そうだよなぁ。
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断る理由がない花火の約束
老いてくると気乗りのしない誘いがだんだん増えてくる。別の用件と重なれば、断る理由にもなるが、予定表もめっきり空欄が目立ちだして来た。感性の容器がすっかり古びて漏れ始めたのか、一向に感動のスイッチがはいらない。
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慎ましく気高く生きて嫌われる
慎ましくは性格そのものであるが、気高くは臆病なだけかもしれない。確固たる信念に従って生きて来たとも言えないが、結果的にそんな生き方に落ち着いたのだろうと自省している。だが、ここにきて周囲の雰囲気は頗る好くない。簡単に言えば「嫌われて」いるのである。
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無関心は若者流儀聞き流す
私事ですっかり失念しておりました。 他人事に興味津々なのは、おばさんの特権で他人事に興味がないのではなく、他人事に耳を傾けたり、口を挟んだりすること自体が無礼なのだという認識を心得ているのが現代の若者なのである。だが、若者も齢を重ねるとやがてオバサンになるのだ。
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ピンポーン野菜を置いていく隣り
マンション生活者にはピンとこない状況ではあるが、農作業家の田舎暮らしでは日常茶飯の出来事である。頂いた野菜を見ながら「今年は猛暑の影響で少し小振りだね」と生意気にも品評しながら、新鮮な野菜を戴くのである。やがて、お返しの野菜が隣家の縁側におかれる日も近い。
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見せかけは気丈なんだが短気もの
短命と短気は似て非なると「意義あり」と聞こえてきそうだが。今夜の献立さえ、国中で共有できる時代背景の中で、外観は第一印象として絶対の必要条件となっている。でも、でも、端正で気丈な現代要求を備えているというこの人も、気短なのが・・・。だから希少価値がある。と、これは独り言です。
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呆けてても父には判る人の良し悪し
戦火を潜り抜けて今日まで80年。まだ戦場の話となれば目が輝くが、メールやインターネットの話題には、スヤスヤと寝息で応える。そんな父でも初対面の人には精一杯の応対をする。呆けていることが分かった相手が軽く流すと感じることがあるらしい。
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楽しみを老後に廻し今を生き
若い人の句ならちっとも面白くないが、間もなく90歳の作者なら、ちょっとユーモアがあると思う。楽しみを後回しにして、今日の汗を流そうという。外野席から楽しみなんてあるのですか?と横やりが入る。この世の楽しみは嘗め尽くしてきたのかも。
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外観はまっすぐ伸びてねじれもの
こちらは植物のはなし。例えば、ねじれて生きる定めの中で、この世に生を受けて生まれつきの素直さで真っすぐ伸びたとしたら、世間の期待に背いた「ねじれもの」の烙印が用意されて待っている。だよね、ねじり花さん。コスモスさんは真逆だよね。そよ風にはなびくけど。
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歳訊かれ百を五で割りかける四
こんなふざけた会話をひとり喜んでいたのも遥か昔話になった。というのも、老人相手に齢を聞くほど暇な御仁はいやはらないからである。それ程世知辛い世に変遷したのだろうか。いやいや、此方が存えすぎただけである。今は「百を五で割り掛ける4.5」字余りでした。
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ちぎれてもいつか笑ってつなげます
ブログに参加させてもらって随分になる。これは是非伝えたいと思っている言葉や思いは、なかなか伝わらない。逆に平凡だなと思っている言葉の方が反響が大きい事もある。輪を大切にする若者が、事あるごとに「言葉をつなげたい」と言うのもうなずける。
今朝の朝日にも「丸裸の言葉だけではつながらない」とあります。言葉...【続きを読む】
感動と勇気は貰うものじゃない
ある作家が、最近どうにも納得しがたい言葉があるという。私も指摘されるまで、少しの不具合や矛盾も感じていなかっただけに、言われてみれば何となく共鳴するところがある。言葉の綾に上手く載せられていたのかもしれない。ここまで言っても納得しがたい方がおられることを承知の上だとその作家はいう。
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曖昧な語尾のしずくをサッと切る
若者の相手を慮っての行動は、臆病者の私にも追っつかないことがしばしばである。ある日、「えっそんな事平気で言うん?」と思う出来事に遭遇した。事例を機会あるごとに同世代の若者に問いかけたら、あっさりと「当たりまじゃん!」。結局は価値観の相違らしい。
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占いもまじえて二人揺れている
二人の仲はかなり進んでいるとも読める。両親にも紹介してきたが、その返事は甘いものではなかったようだ。ふっとデートの合間にのぞいた占いでも、両親と同じ雰囲気だったことを、敏感に感じ取ているお二人さん。やり直しのきかない人生、思い切るしかないだろうか。
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生きるとは演じることよ衣更え
人間が生きて生活していくことは、人生を演じているのだという。一人ひとりが舞台に立つ役者だと思えば、四季の移ろいに合わせて衣装を変えるのは当然である。そう思えば、季節を先取りしながら素早く衣替えするのも、生きている演技者の務めである。
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