争点をぼかしてずるい平和論
世界中には、直接、間接を問わず戦争にかかわっている国がほとんどである。それどころか、戦争をしていないと経済が上手く回らない国さえあると聞く。とかくトップの意見は戦に片足どころかどっぷりつかっていながら、どっちつかずの発言でお茶を濁すのが世渡りの常識とされてきた風潮がある。それで、ん?これでいいのかも...【続きを読む】
奥の院今日を逃せば何時行ける
由緒ある寺院に参拝して、さてもうひと踏ん張り歩いて、奥の院まで参拝するべきか、しばし迷っていたら「天の声」がして、ここまでご苦労様です。是非奥の院迄ご参拝ください。今日を逃せば何時いらしていただけますか?言われてみれば納得のお声がけを戴いた。もちろん奥の院で頭を垂れさせて貰った。
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諦めたらしいね君もなびきだす
昔と異なり、いまどきの宮仕えの身には何が起こるか分からない。どっぷりと浸っていた裏金のはなし。ひたすらご主人様に忠誠を尽くして逆風をものともせず前を向いてきたが、ようやく御代が変わって大勢が見えてくると、世間の風に立ち向かうことだけはしなくなった。
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まろげつつ踏絵の修羅場飛花落花
江戸時代キリスト教弾圧の手法として用いられた「踏絵」。下句の「飛花落花」は、桜の花が飛び散り、または落ちることをいう。「まろげる」とは丸く固まって一つになることらしい。まとめると、あなたの思われている、以上でも以下でもない。「そういうことらしい」。
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正直に言えば周りが居なくなる
逆に言えば、何時も周囲に大勢の人が群がっているのは虚構に操られている者達がたむろしていると言う事らしい。人間は片方では体裁で生きる動物である。意識するしないに拘わらずタテマエの中では惰眠をむさぼりたいのだ。
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夢があり仏様の手が冷たい
仏さまがお導き下さるのは、どん底の民のみであるというお話を有難く拝聴した覚えがある。裏を返せば、仏様がお手を差し伸べて下さらないのは、自分よりもまだまだ下層の民があられることだと納得していた。いま、仏さまが私に冷たくされているのは「まだ救いがある」と思し召しのためだから。
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あの人にあの人がいる忘れまい
仏さまの世界にもバトルはつきもので、武器も人材も隠密に装備し、訓練もする。そうなると、情報の探り合いも激しい。だが、この句の場合は個人対個人のバトルらしい。うっかり相手に情報を漏らしては、大変なことになる。諜報員かも知れないから、資料はしっかり管理しなければ。
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冷静な主君を試す怖い犬
恐い犬は多分雑種だと思うが、野良犬ではない暗喩だろう。冷静さは時に冷淡にも通じる。何事も沈着に捌く主君に意地悪心が性質の悪い美女を仕向けた。ところがウンとも言わない野良は、相手をよむことに長けていたようである。
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「気をつけて」それ程老いておりませぬ
何気なく言われる言葉。お別れの挨拶程度だろうが、最近、身内から、再三投げかけられる、言葉である。ちょっと皮肉ってみたくなった。労わりのつもりも当事者が気にかけていることには過敏に反応してしまうという事例。
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悲しみの極地におわす甘い宝石
仏の世界にも戦は絶えなかったのか、仏に使える僧列の要にややそれらしき僧衣を纏った者たちが続いているのを見ると、人間って全く進化していないなぁと哀しくなってくる。どんな目的があって煌びやかな宝石を身につけていたのか、知らないが、敵将を殺ったら、その証拠にでもなったのだろうかと疑心暗鬼になる。
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困ったような顔に音のない飛行雲
標高1000m近い雲辺寺の裏山におわす毘沙門天さま、急な階段があるので失礼して台座迄登ったらお顔の様子など全く見えない。「汝、ここまで来るとは戯け者めが」と呆れておられるが、「いまさら言われても遅うござりまする」と仰ぐ空を飛行雲が一本袈裟懸けに抜けて行った。
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笑うしかないが笑っていられない
ドジを繰り返して生きてきた私には実感として迫ってくるものがあるが、円満で裕福な生活を過ごしておられる皆様には「笑うしか無ければ、笑っていらしたらよろしいのに。」と理解に苦しむことになりそうである。「山より大きな獅子は出ない」とその都度、腹を括ってきたが、笑顔どころでは無かったなぁ。
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絶対に許すもんかと唾を呑む
この石仏は比較的新しかった。最近祀られたものであろうことは門外漢にも容易に察しがつく。刻まれている翁の顔とその装いに、身を重ねながら、表情から悔しさを読んだのは自分だけだろうか。思わず口をついて出た言葉。「幸せって何だろう」。
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目と耳がご機嫌斜め骨が鳴る
絵手紙ツアーで訪れた四国八十八か所霊場の66番札所の雲辺寺は、標高911mの高所にあり、広い境内おわす百態を越す石仏はスケッチに恰好の場所だった。茂った樹木を背景にその表情は百態百様でそれぞれが飽きさせてくれない。この石仏には、視力や聴力に問題のありそうな信者がしっかり跪いていた。
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快便で絶好調で予定なし
下五で逆転する常套句仕立てである。文芸とは一番遠く離れた処に位置する。一部には忌み言葉として敬遠されることを承知での愚行である。「老兵もここまで落ちたか」という囁きも聴こえる。そんな老兵にも、イチかバチかのワンステップが欲しいのである。ブログの最終頁に会心の傑作句をと藻掻いたが、夢はとうとう果たせな...【続きを読む】
面取りの済まぬ男と昼の酒
不要不急の外出は控えおれ。と新語迄登場したコロナ禍もようやく下火になった、と言うより鈍感になったのだろう。そんなある日、あの人が誘ってくれた。でもやっぱり気にはなる。世情と変わらず自分の中にも複雑な心境はくすぶっている。ここは一発ファイトで、新たな決意ともとれる。句調の平穏とは裏腹、別の意味でも決断...【続きを読む】
本当に好きならついて来ぬという
「あるある」と膝をぽんと叩いて欲しい。女性の心理は複雑で、微妙ではあるけれど。垣間見た姑息な揶揄が、こんな冒険心もお持ちかと。好きな人だけについて行ったのでは、結論は読めている。大きく羽ばたこうとしている彼女の未来に拍手。
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生きるというややこしいことして暮れる
生きると言う事は大変なことである。その程度には個人差がある。目が回る様な多忙を極める人も、たっぷりあるヒマをどう潰すか思案する人も、それなりに大変なことに拘っている。「ややこしい」言い当てて妙である。足元の猫さえ不甲斐ないご主人様を嘆いているかもしれない。
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