長距離耐久レース
私の卒業した高校は男子校だった。毎年秋に長距離耐久レースと呼んでいた校内マラソン大会が実施されていた。校外を37km程度走らせるものである。全校生徒が対象だが、各学年315名(45名×7組)のうち、出場するのはおそらく300名弱ぐらいだったと思う。万一のために、出場する生徒には心電図検査を事前に受...【続きを読む】
やっちまった!―セルフレジにて―
その日は、9月の下旬になろうとするのにまだまだ残暑が続く平日の昼下がりだった。いつものように昼寝した後の日課であるサイクリングを終え、行きつけのスーパーに立ち寄った。
クレジットカード払いにすると全商品が5%割引になる日だったので、何か安い物があればどんどん買おうと考えていた。でも予想外の暑さの...【続きを読む】
扇風機の首振り機能について
落語に「けちくらべ」という演目がある。世の中にどれほどけちな人間がいるか、それを競い合う噺である。いろいろな題材を持ってきておもしろおかしく紹介するので、聴いた方は多いと思う。
その中に扇子を使ったものが出てくる。こんなやりとりである。
「あなたの持っている扇子は、どのくらいの間お使いになってい...【続きを読む】
首筋の瘦せ具合
6年前のことだが、初孫が生まれてまだ2、3か月の頃、お風呂へ一緒に入って沐浴させたことがある。娘に湯船の中で孫を抱きかかえる様子をスマホのカメラで撮ってもらった。後からその画像を見て、30年近く前、私の父が孫である私の娘を同じように抱いて撮った写真のことをふと思い出した。
それぞれの画像や写真に...【続きを読む】
加齢と幽霊について
齢を重ねて老境に近づいてくると、自分が生きていくことに対して少しずつ開き直ってくる。今更若気の至りを後悔しても何も始まらないと考えるようになる。
自分の周辺に存在するものや存在すると言われるものに対して、一々憎悪や恐怖の念を抱くといういうことがある意味で面倒くさくなる。蚊に刺されれば、それをじっ...【続きを読む】
擂り胡麻と胡麻擂りの家
先日行きつけのスーパーへ向かうと、店頭に袋入りの「すりごま」が並べられているのに気がついた。100円程度である。無性に懐かしくなって手に取り、思わずカゴに入れてしまった。
多分子供の頃からのことだと記憶しているが、我が家では擂り胡麻を重宝にしていた。そうめんのごまだれや正月に用意するなますなどの...【続きを読む】
国語の勉強法について
大学受験の勉強のうち、国語というのは特殊な位置にある教科だと思う。他の教科は、文科系・理科系を問わず、とりあえず学習しないと話しにならない。しかし日本語自体を扱う国語となるとちょっと様子が違う。
日常生活におけるコミュニケーションの手段として、日本国民なら日々日本語を使用している。どんな難解な文...【続きを読む】
「ものぐさ精神分析」シリーズ
大学生時代に一番感銘を受けた本は、岸田秀著「ものぐさ精神分析」(青土社)だった。大学の授業の帰り、時間的な余裕があると古本屋を巡ったり大手書店に立ち寄ったりしていたが、月刊雑誌の「ユリイカ」や「現代思想」(いずれも発行元は青土社)などを立ち読みで捲ることが時々あった。どちらも正直に言って難しいこと...【続きを読む】
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