先日テレビを観ていたら四国の剣山の特集番組があった。剣山は「四国の屋根」だと紹介されていた。多分地元ではその言い方で通っているのだろう。
私はこの「屋根」の言葉の使い方に中学生の頃から引っ掛かるものを感じていた。地理の授業でヒマラヤ山脈は世界の屋根と呼ばれていると先生から教わった。しかし、屋根とは何かを蔽うものではないか。ヒマラヤ山脈は何を蔽っているのか。地面が高くなっているだけではないか。当時から私は相当理屈っぽかった。でも、そんなことを友達に話しても関心を示してくれない。社会科の先生にわざわざ質問しに行こうものなら呆れ返られるのが精々。ずっと心に秘めていた(少し大袈裟か(笑))。
ネットで調べると日本の屋根は日本アルプス(北・中央・南)であるという。北海道の屋根は大雪山、九州の屋根は九重山(大分県)だという。
念のために「屋根」を同じくネットで調べてみると、雨露などを防ぐために建物の上部につけた蔽い、物の上部を蔽う物と説明されている。それ以外の意味はない。
英語の「roof」はどうか。屋根、屋上と続き、上顎(確かに屋根みたいに思える)、てっぺん、最高部とある。これで判った。「日本の屋根」は英語で言えば、「roof of Japan」であろう。これを素直に翻訳すれば「日本のてっぺん」とした方が相応しいのではないか。英語には精通していないが私が申し上げるのも甚だおこがましいことではあるが、世間でよく使われる「日本の屋根」や「世界の屋根」の言い方はそもそも誤訳から来ていると言えるのではないか。まっ、こんなことを指摘したって、年寄りの戯言(たわごと・ざれごと)と叩かれるだけだろうが…。
日テレの人気番組「笑点」で、かつて「やあねえ」と言って屋根のネタを度々使っていた落語家の林家木久扇さん(神奈川県瓦屋屋根工業連合会名誉総裁)はこのことをどうお考えだろうか。一度訊いてみたい気がする(笑)。
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小椋佳さんに『屋根のない車』という歌がありますね。見たことない鳥を屋根のない車に乗って追いかける、という寓話めいた歌ですが、◯◯の屋根という言い回しには、そんな裏を返せば教訓的なニュアンスが含まれているのかもしれないですね(だから教師が好んで使うのでは)
川柳を書くときはなるべく教訓とか教育的な意味からは離れるようにしています。川柳と教育は別物ですから。
与生さん、コメントありがとうございます。
教訓的なニュアンスには気がつきませんでした。
♪屋根より高い鯉のぼり ♪シャボン玉飛んだ屋根まで飛んだ ♪空を見あげりゃビルの屋根もぐりたくなりゃマンホール 高いものの象徴が「屋根」ぐらいだった昔が懐かしいですね。美空ひばりの〈東京キッド〉ふるくてどうもすみません。
団扇さん、コメントありがとうございます。
屋根は何かを蔽うものであるから、自ずと高くなるのでしょうかね。