令和2年はコロナ騒ぎでしっちゃかめっちゃかの世の中になってしまった。政府の対応の間違いを指摘すればきりがない。安倍前首相の思いつきのようなやり方もかなりまずかった。
日々のニュースに接していると、情報の方向性がくるくる変わってくる。政治家はもちろんだが、医師などの医療関係者、感染やウイルスの専門家・研究者、何かの功績で権威があるとされている有識者などがいろいろ語ってくれることについて、いかにいい加減か、当てにならないか、これだけは事実として正しいと認識している。
情報が氾濫している、錯綜していると言えばそれで終わりかもしれないが、もう一つ大事なことがある。情報が偏っていることだ。
感染防止対策について、新しい生活様式とかニューノーマルとかいろいろ言われているけれど、それらが示していることを日々励行したとしても感染する人が必ず出てくる。現に潔癖症の塊、感染防止の強迫観念に四六時中駆られているように手指消毒を繰り返している人がコロナに見事感染していることはどう理解されるべきなのか。これに対する説明が一切なされていない。飛沫がどうの、濃厚接触がこうのと理屈を並べても、何とも説明できない部分が大きく存在する。それに対しては沈黙しているのが専門家・研究者なのである。その受け売りしかできない政治家の話しなどまともに聞きたくなくなってくる。
コロナにも表と裏がある。令和2年は表ばかりが先行していた気がする。来年は裏の話しも活発に議論して情報公開してもらいたいものだ。