25日の川柳天守閣5月句会は「今は亡き故久保田元紀さんを偲ぶ会」でした。いっぱいの花に囲まれた元紀さんの遺影はお元気な頃そのもので、ほんとうに亡くなってしまわれたことが今でも実感できません。当日は120名余りの参加者に囲まれてちょっぴりはにかんでおられるような遺影の表情から、元紀さんをよくご存じでいらっしゃる作者のコロキュウム5月句会の自由吟入選句にこのような句があったのをふと思い出していました。 〈はにかんだバラ一輪のなつかしさ 小野登仁 〉
さて私の入選句です:
国境まで届く眼光 (宿題「果てる」)
青い薔薇一輪天国で光る (宿題「薔薇」)
名案がぷくぷく浮かぶ蟹の泡 (宿題「蟹」)
有刺鉄線に手をかけている五月 (宿題「雑詠」)
本日27日の川柳宙の会5周年記念句会は大阪・なんばのOCAT4Fにて。参加75名。兼題7題の他、当日詠として会場上にある「屋上ガーデン」にて作句するという吟行形式、とでもいうのか。そうはいっても強い陽ざしの中で動き回るのは限りがありましたが、席題としておもしろい出題だと思いました。本日の結果です:
螺旋階段白い羽音を追いながら (当日詠)
ささやきが飛沫になってゆくのです (兼題「粒」)
顎引いて嵐の中をやり過ごす (兼題「顎」)
昨日、部屋の片づけをしていたら、苔玉(? 容器のかたちに作られた部分のみですが)が出てきました。昨年、奈良・吉野山へ出掛けたときに近くのお寺の方にもらったものです。もうすっかりからからに乾いてしまったかに見えたけど、水に浸けてみるとすぐにしんなりしてところどころに瑞々しい緑色も。先日買ったシノブのミニミニ鉢がちょうど容器(?)の数だけあったので、鉢から抜いてこんなふうに作ってみると涼しげな苔玉ができあがりました。これでちょっとは節電対策の役に立ってくれるかな?(笑)
川柳すずむし5月号銀鈴抄からの推薦3句、川柳林檎5月号桜桃集からの推薦6句は選出後、ハガキにて返送済み。
ますみ様
川柳「宙」五周年記念句会にご参加ありがとうございました。
当日はかなり暑く、屋上ガーデンもつよい日差しで少し歩いて
いただきお疲れ様でした。おかげ様でいい句にたくさん出会うことが
できました。
お礼申しあげます。
由紀子さま
こちらこそ先日の句会では大変お世話になりましてありがとうございました。五周年おめでとうございます。盛会でしたね。ともかくもお疲れ様でした。私もたくさんの素晴らしい作品との出合いに感謝! でも同じ大阪でも難波は私にとってはまだまだ迷路が続いていました(笑)。充実の合同句集も読ませてもらっています。今編集中の拙誌の新刊紹介にも小スペースですが紹介させていただこうと思っていますのでご了承下さいね。またお目にかかれますように。