盤壽とて数えきれない崖っぷち
81歳を(半寿)盤寿というが、碁盤目の9×9=81からも盤寿というらしい。人間も80歳の峠を越えれば人格も環境も落ち着いて来るのが世間一般の相場。ところが、この半壽は、数々の危ない目に遭っているという。まずは、健康、そして人間関係、金銭問題、等々の崖っぷちを泳いでいる。やがて季節が変われば、風向きも...【続きを読む】
出しそびれて使えなくなったエロス
ちょっかいを出すつもりで密かに準備していたキューピットがもたもたしているうちに二人の熱が醒めてしまって役立たずになったという。何事にもチャンスがある。慎重にも、速攻にもタイミングさえ掴めば簡単なのにである。踏ん切りの悪さに嘆きも聞こえる。
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罪じゃない好きで騙されたんだから
他人を騙すのは一般的に言えば軽重は別にして罪である。私の場合は希望して自ら進んで騙して頂いたのだから罪にしないで下さいと宣う。自ら進んで騙される中味にもよるけれど、覚悟の上で、だまされるとは、相当な趣味である。マニアが覚悟の上でだまされるとは、負けるにもキャリアがいる。(雛罌粟)
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当然が不足を言うて生きている
財力体力能力どれをとっても、人並外れて優っているとか、優れているものがひとつもない。現状の生活は周囲から見れば「それなりに当然」である。にも拘らず、あれが少ない、これが足りない、それが悪いと並べ立てながら自死の考えは微塵も持たず息をしているという身近なおはなし。
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飛竜頭が読めずメニュー裏返す
飛竜頭(ひりょうず)とはところてんのことらしいが、メニューを手にして、真っ先に目に飛び込んできた飛竜頭が読めないのでメニューを伏せて特別大きな看板にある「本日の特売サービス」を指定している。この字が読める別のテーブルのお客は、そのことが言いたくてわざわざ注文してくれているらしい。店長のにんまりが見え...【続きを読む】
三歳児なりの哀しみ抱いて泣く
三歳になると幼児も自己主張がしっかりしてくる。「三つ子の魂百まで」ともいうが、文明が進歩しても、幼児の発育が早まっても、今でもしっかり通用する。声も立てずに涙を拭う所作は、立派な大人と変わらない。
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矛盾した盾役の道振り返る
考えてみれば人生の大半は盾役だったような気がする。個性のなせる業か、運命なのか。鉾役の攻撃役には、結果次第で飛躍のチャンスがあった。盾役は完璧に守って当たり前で、破られでもすれば、たちまち明日の糧さえ失いかねない綱渡りも経験した。相手にお情けも貰いながら、幸運だったなあと、くねくねよじれている戦歴を...【続きを読む】
試されている「花マルをあげましょう」
花マルを貰ったことのない幼年期を過ごしたものには価値観が異なるかもしれないが、「あげましょう」と言われて悪い気はしないが、その自信の無さが、上五の不信感に繋がっている。疑うことを知らない若者と、戦に翻弄されながら少年期を過ごした者の、根本的なスタンスの違いかも知れない。
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