帯解いてお薬におわす内裏雛
和服で盛装して、帯をきっちりと纏っていると貼り薬の匂いも閉じ込めて外部には漏れないらしい。最近の薬事は肌から吸収させる手法も取り入れられており、一昔前の貼り薬は筋肉痛専用だとは限らない処が厄介。体調不良か、内臓疾患か、やがて衆目の知るところとなるだろうが、まだ気付いているのは、ひな壇に整列している近...【続きを読む】
窓の汚れ目立ち打始める春隣り
外気が緩んでくると啓蟄待たずして、外に出たくなるのは虫だけではない。土筆も雑草も、そして人間様も同様である。そろそろと言う意思で窓外を眺めると、意外や窓ガラスの汚れが見えてくる。ややこしいけれど人間の目なんて、正確であったり曖昧であったり、心ひとつ操れるらしい。
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久々に包丁を研ぐなごり雪
マスコミが今年もニシンがやってきたという。国同志の関係はぎくしゃくしているものの、自然界の摂理は変わらず巡ってくる。瀬戸内海でも鰆の網が重くなる日も近いだろう。我が家でも活躍しはじめる包丁を研いで、おさおさ怠りのない様に準備を始めたという。窓の外には風花が待っているっというのに。
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タンポポの綿毛を吹いてふと無心
手持無沙汰なのだろうか、いやいや決してそんなはずはない。急ぎ足を急に止めての仕草だから。何かのきっかけで飛び出したに違いない。原っぱに飛び出してはみたものの、急ぐ用事かあるわけっではない。気持ちの整理がついたのか。冬枯れの草原に木枯らしを避けるように咲いている名残りのタンポポを見付けて、膝を折って摘...【続きを読む】
一番と聴くと押せない削除キー
新しい職場に慣れるまで少し時間がいる。その間隔を埋めるように殊勝にパフォーマンスを披露する輩が目に付く。目障りは脇に置いておくに越したことはない。ところが参謀が耳打ちしてくれる。「奴は村一番の鎮守の神主の次男」だと言う。社員の安全祈願にはしっかり便宜を図ってくれるという。目障りでも社内のプールで泳が...【続きを読む】
芸のない男にシナリオ書き直す
シナリオ作家ではなくても、ここまで言っておけば後は自分の判断んで振舞ってくれるだろうという予感は誰でも持っている。青学の原監督も選手の自主管理に任せて完全優勝を果たした。もっともこちらは一流人ぞろいという大きな違いはある。侭にならなければこうするより他はないねという。
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俺にしかできないものがあるという
人にはそれぞれ長短があり、意識するとしないとにかかわらず、個性がある。周囲がとっくに知っている内容で案外とお役に立てるものもある。もちろん大方は、その逆が多いのだが、まあ、ここまで永らえてそんなことが聞こえて来るとは、嫌な気分ではない。何となく浮いてくる。
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もくもくと取りつく島のない愚直
外から無責任に愚直というが、本人は至極まじめで、曲がったことが大嫌い。サボったり、脇目をしたりすることに全く縁がない。周囲から、それなりの輩がちょっかいをかけるが一向に効き目がない。「とりつく島がない」名言かも。
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