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   川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第50回例会

川柳マガジンクラブ十四字詩句会第50回例会が平成29年1月25日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の村田倫也さんはじめ五十嵐淳隆、井手ゆう子、植竹団扇、大谷仁子、葛飾凡斎、佐藤義文、沢辺祥子、戸田美佐緒の各氏及び星野睦悟朗の10名、欠席投句は太田紀伊子、松田颯秋各氏の2名でした。

なお、平成25年9月から約3年半お世話役をやられた村田倫也さんは体調不良のため今回で引退され、今後の体制は次回(3月)の句会で相談することになりました。

当日の句評会の自由吟及び宿題、席題(五分間吟)の課題と入選句は次の通りです。

Ⅰ、句評会「自由吟」

句評会の互選は◎(2点)1句、〇(1点)1句、△(疑問、-1点)1句(これは選ばなくてもよい)を全員が選句しました。句の頭の数字は、互選で獲得した得点です。

パブは居酒屋バブは教会    団扇

〇付けた凡斎「私はクリスチャンでバブテスト教会ですからよくわかります」と教会の説明などもありました。

参画を付けた美文「たんなることばあそびでは」

作者「句評会は面白い句を出すことにしています。昼は教会夜は居酒屋 などとすればまともでしょうが

美佐緒「猫は居酒屋犬は教会 とかも」

真っ白い薔薇祈り凄惨     颯秋

・・・バラシリーズだから作者はわかりましたが、句がわからないという声に、最近検査入院されたからまっ白は自分または病院ではないかという声がありました

  孫大食いで背丈ぐんぐん    仁子

2 後期高齢スマホ手習い     凡斎

・・・何人かから実感、共感の声がありました。

3 風の顔して三叉路の道     紀伊子

美佐緒「三叉路が面白い。一本は自分が来たのだから二者択一に迷っていることだろう。三叉路の道は「みち」が重なってはいるが」

みんなから風の顔して迷っているが面白いなどの意見がありました。中にはどちらかを選ぶとは限らない、戻るかもしれないという人もいました。

3 北斗七星明け方の凛      ゆう子

仁子「今の星は引き付けられます」

・・・他にも今の星は本当にきれいだ、北斗七星は今頃は明け方低い空に見えるなどのお話がありました。

4 貧すといえど花は欠かさず   淳隆

作者「最初 鈍すといえどとしてましたが、出す直前に貧すといえどにかえました」

・・・どちらがいいかについては両論がありました。

4 生きていますと賀状出し合う  睦悟朗

4 西部劇ならアメリカの勝    倫也

・・・戦後の進駐軍の話、テレビで多かった西部劇のことなどでとても盛り上がりました。

6 重い軽いと石積み上げる    美佐緒

・・・選んだ3人が◎を付けました。人生の比喩として好評でした。

6 急にイイコに変わる柏手    祥子

・・・受験の子などであろうと共感を呼びました。「イイコ」とカタカナ書きしたことには賛否がありました。「に」が重なることにも意見がありましたが、席上で良い案は出ませんでした。

7 男結びの堅い約束       美文

・・・「男結び」について①男同士の堅い約束を男結びに例えた、②男が女に誓う証文や吉原などで女が男に誓う証文、という二つの意見がありました。作者は①と言いました。五七五では男結びの句があるが、七七では初めて見ましたという声も。

Ⅱ、宿題▽「顔」佐藤義文選

〔佳作〕

1 堕ちたもんだねアメリカの顔  淳隆

2 花の顔(かんばせ)年が消し去る 仁子

3 飲む話にはすぐ揃う顔     睦悟朗

4 笑顔ひさびさ稀勢のふる里   凡斎

5 顔の道具に父母がいる     睦悟朗

6 能の面(おもて)は森羅万象  ゆう子

7 知らん顔して避けるもめ事   倫也

8 泣いているのかへのへのもへじ 美佐緒

9 ポーカーフェイス守る仏像   ゆう子

10 鏡よカガミほどほどにしろ  祥子

11 顔色読んで躱す厄介     倫也

〔秀作〕

1 政治家の顔裏と表と      紀伊子

2 疑心暗鬼の大様の髭      美佐緒

3 真顔で叱る今日は本気だ    凡斎

〔特選〕

指名手配に似てる迷惑       祥子

〔軸〕

お地蔵さまも西日眩しい      美文

Ⅲ、五分間吟「回る」沢辺祥子出題及び選

題トップの沢辺祥子さんの出題及び選で五分間吟を行いました。題は「ビル」でした。

〔佳作〕

1 英世と諭吉回るよそんち    睦悟朗

2 ジャンボ当たって回る目ん玉  睦悟朗

3 コーヒーカップ恋のサヤ当て  淳隆

4 句箋が回る頭まっ白      凡斎

5 風車にもご機嫌な晴れ     美文

6 地球儀回し世界見たふり    ゆう子

7 回転寿司の皿に大吉      美佐緒

8 右に回って狂うアメリカ    淳隆

9 ラジオ体操腰が回らず     凡斎

10 皿回しとは呼ばぬ元禄    団扇

〔秀作〕

1 ひと回りして何事もなし    美文

2 山手線を乗り越して見る    凡斎

3 梟ほどに頭回らぬ       団扇

〔特選〕

指輪くるくる離婚しました     美佐緒

〔軸〕

巡りめぐって着いた化野      祥子

Ⅳ、玉川鑑賞

お世話役の倫也さんから、武玉川鑑賞「人情を謡った句」として、十四句の紹介があり、各句について話し合いました。

真しめになるが人の衰え

預かる顔に訳のある顔

二代目からは常の人間

おんなじことを聞きに立つ嫁

恋しき人に逢えば日がくれ

夫婦おろかに同じ事泣く

死にたいという口へ初物

おとり子て見た時はない尻

踊り子で見た時はない尻 で祭で踊っているのを小さい時に見たが

しばらく見なかったら・・・・という解釈が出ました。

口留めをする精進もあり

精進あとの精進落しのことだろうなどの意見が出ました。

女房に惚れて家内安全

いつも悪口言うな長老

こうした時のちからには酒

爺様の角に婆様輪をかけて

五七五の句。

うそが嫌いで顔がさびしい

Ⅴ、今後の予定

詳細は新葉館のオームページかパンフレットご覧ください

第51回例会

日時、場所:平成29年3月15日(水)

東京都北区王子 北とぴあ

内容:①句評会

事前に1句(既発表句でも可)を10日前までにお送りください

②句会「気まぐれ」3句

③サロン

 

第52回例会

日時、場所:平成29年5月18日(木)

東京都北区王子 北とぴあ

宿題は未定です。

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