Loading...Loading...

  第148回 川柳マガジンクラブ東京句会       

第148回川柳マガジンクラブ東京句会が平成31年月10日に東京都文京区「駒込学園」にて開催されました。出席者はお世話役の植竹団扇参加及び大谷仁子、小野六平太、加藤品子、菊池順風、佐道正、菅野直訓、高田以呂波、高塚三郎、丸山芳夫の各氏と星野睦悟朗の11名、欠席投句はいとうさとこ、唯夕、松橋帆波の3名でした。

当日の題、選者、入選句などは次の通りです。

Ⅰ、自由吟互選と句評会

句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。発言者の前に?をつけたのは、疑問等があって発言した人です。

踏み台にした雪のこと雪間草     さとこ

  ?睦悟朗「雪まぐさがわかりませんでした。辞書を引きわかりましたが、それでも

踏み台したが?」

何人か彼も雪まぐさがわからない、などの発言がありました。

・・・雪間草は俳句の季語で春になってところどころ雪が消えた隙間に芽吹き始めた

草のことだそうです。

推薦状嫌々書いた鳩子さん      唯夕

?芳夫と睦悟朗「鳩子さんって?」

帆波「NHKのドラマ、代書屋の鳩子さんのことです」

・・・2017年本屋大賞4位の小川糸さんの小説「ツバキ文具店」で、NHKの

ラジオやテレビのドラマ化(ツバキ文具店~鎌倉代書や物語)された。

1 通学路元気満載定期便        以呂波

1 永田町常時開園猿芝居        六平太

1 青空で雲朗らかに伸びをする     仁子

1 春の唄別れに似合う咽び声      直訓

1 老いふたり史跡めぐりの風光る    三郎

  ・・・「風光る」は俳句の春の季語だそうです。

2 人の一生地図のない旅続けてる    順風

2 人生の修羅場へ踊り場のエール    品子

  芳夫「厳しい人生で、踊り場でちょっと休ませてもらった」

順風「大変な場面、そのあと一呼吸考える場を得た。対比が上手」

正「対比がうまい」

作者「ある会の銀座という題で「踊り場のない銀座の夜を生き」を作ったのの

変形です」

2 耳鼻咽喉仲間外れにされてる眼    正

2 10連休しても家賃は変わらない   帆波

選んだ睦悟朗と三郎「たしかにそうだが、なんとなくおもしろい」

団扇「日給は減るが・・・」

六平太「新聞は休んでも月ぎめは変わらない」

帆波「日給、時給などいろいろ影響を受けるが大家は影響を受けない」

3 スマホ見る合い間に飯と仕事する   睦悟朗

5 エキナカというミニチュアの街を行く 芳夫

5 寄り添いますと他人行儀の顔で言う  団扇

  睦悟朗、六平太「被災地などに政治家はこんな感じ」

三郎「国会答弁。沖縄問題などでよくペラペラ出る」

直訓「問題が起こるとこう言うが、顔がこの通りで言葉と顔が違っている」

正「最近の流行言葉」

団扇「東京番傘で「ひとごと」で詠んだ」 

Ⅱ、宿題

宿題はで「抜ける」菅野直訓さんの選でした。

「佳句」

別々に抜けて行くから怪しまれ      芳夫

歯を抜いただけで猫背になっていく    帆波

当落予想つば迫り合いがちょうど良い   順風

抜けるほど飽きずに見せる北斎画     三郎

本音言う時光秀のように待ち       品子

山の会抜けろと痛む膝が言う       睦悟朗

歯も髪も抜けたけれども垢抜けぬ     団扇

楽しんだ婆抜きカード今嫌い       仁子

歯が抜ける頃に子供へ回帰する      品子

「秀句」

霊柩車抜いていいのは救急車       帆波

間が抜けた応えを返す遠い耳       睦悟朗

手抜きせず三度の食事介護妻       仁子

「特選」

駅伝を見る快感はゴボウ抜き       六平太

「軸」

路地裏を抜けつ戻りつ縄のれん    直訓

Ⅲ、五分間吟

最後に宿題トップの小野六平太さんの出題及び選で五分間吟を行いました。題は「滑る」でした。

「佳句」

ちょっとしたことでつまづく滑ります   三郎

飲むほどに本音へ口が滑り出す      睦悟朗

風を切るほどに上手でない滑り      団扇

口滑り天ぷら食べたせいにする      順風

国会答弁滑らないよう記憶ない      順風

「秀句」

ギャグ滑り話がまとまらぬ落語      正

滑り出た言葉は急に止まらない      団扇

「特選」

滑り止めとして東大を受けました     芳夫

「軸」

あっそうと言えぬ麻生のすべりくせ    六平太 

Ⅳ、難解句鑑賞

次の句を難解句鑑賞としてみんなで話し合いました。

先頭の男の悲しみだけを追う  森中恵美子

ものがたり尽きてコンニャク噛んでいる  山下梅庵

Ⅴ、次回の予定

4月は中止です。次回は5月12日(日)で宿題は4月予定していた「平成を振り返って」と55月分の「連続」の2題で各3句詠です。

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

第64回 川柳マガジンクラブ十四字詩句会 会報   第64回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が令和元年5月22日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の五十嵐淳隆さん、井手ゆう... 「第65回十四字詩句会(令和元年7月24日)報告」の続きを読む
第64回 川柳マガジンクラブ十四字詩句会 会報  第64回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が令和元年5月22日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の五十嵐淳隆さん、井手ゆう子... 「第64回十四字詩句会(令和元年5月)の報国」の続きを読む
   第63回 川柳マガジンクラブ十四字詩句会 会報   第63回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が平成31年3月27日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の五十嵐淳隆さん、... 「第63回十四字詩句会(平成会報31年3月)の報告」の続きを読む
2019年8月20日(火)於:大阪市中央公会堂 出席者 居谷真理子、上嶋幸雀、宇都満知子、木口雅裕、岸井ふさゑ、兒玉重信、指方宏子、嶋澤喜八郎、平井美智子、宮井いずみ、森井克子、両澤行兵衛、以上12名... 「第155回大阪8月句会」の続きを読む
機音も漫ろ葉月の織女星、東北の八月は青森ねぶた、秋田竿燈、山形花笠、そして仙台七夕と夏祭りが目白押しです。 織姫様でなくてもワクワク、とても仕事どころではありません。 此処、みちのくはこの夏祭りが終る... 「8月仙台句会(第120回)」の続きを読む
第八十五回川柳マガジン神戸部会報告 八月八日 於 たちばな職員研修センター   出席者(順不同) 石川憲政 城戸幸二 長島敏子 こやまひろこ 毛利きりこ 井上登美 盧光来 山本としや    ... 「第85回川柳マガジン神戸句会報告」の続きを読む
8月10日(土)高崎市労使会館で表記句会を行った。 参加者は、田島悦子、勢藤潤、湯本良江、簗瀬みちよ、河合笑久慕、田口もとい、黒崎和夫、荻原亜杏の8名。大沢覚が欠席投句。句評会は相変わらずの喧々諤々... 「第12回川柳マガジンクラブ高崎句会」の続きを読む
8月4日(日) 第146回静岡句会を長泉町福祉会館で行いました。 出席者は、 ケンジロウ、中前棋人、遠藤まつゑ、渡辺遊石、句ノ一、水品団石の6名。 ▲第一部句評会から 〇空を説く坊さま石に蹴つまずく... 「静岡句会」の続きを読む
盆地の奈良市内は暑い! 来年の今頃はオリンピックで国中が沸いているのか救急車が走り回っているのか、とにかく恐ろしい気温で、さすがに川柳好きも欠席者が多く、会場の蕎麦処「かえる庵」に集まったのは9名。(... 「奈良句会 8月報告 (150回目)」の続きを読む
Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K