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   川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第44回例会

 ブログへの投稿が遅れていてすみません。まずは今年の1月行われた句会の報告をいたします。>

川柳マガジンクラブ十四字詩句会第44回例会が1月28日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の村田倫也さん及び五十嵐淳隆、植竹団扇、佐藤潤子、沢辺祥子、志田則保、早川若丸、布佐和子の各氏と星野睦悟朗の9名、欠席投句は佐藤美文、白子しげる、戸田美佐緒、松田颯秋各氏の4名でした。

当日の句評会の自由吟及び宿題、席題(五分間吟)の入選句は次の通りです。

Ⅰ、句評会 「自由吟」

句評会の互選は◎(2点)1句、〇(1点)1句、△(疑問、-1点)1句(これは選ばなくてもよい)を全員が選句しました。句の頭の数字は、互選の得点です。

街の孤独を拾う福耳      和子

・・・よくわからないという声が多かったが、人の不幸が見える、

余裕か。それではさげすんだことにならないか。など意見がありま

した。

個人カードの暴く不条理    颯秋

1 身から出たさびドジが止まらず 則保

1 一見客にねだるドンペリ    潤子

・・・ぼったくりのことだそうです。

1 夢を買います薔薇の花束    美佐緒

2 奄美に雪を降らす優勝     団扇

・・・琴奨菊が優勝したことを詠んでいます。

2 花屋の中の立居振舞      若丸

・・・「立居振舞」は店員かお客か、という議論がありましたが

花屋では(お客の)振舞もおしとやかになる、ということのよう

です。

2 武器を売る国武器を買う国   祥子

3 散歩の足を伸ばす晴天     美文

3 妥協した後続く後悔      倫也

団扇「妥協の後に続く後悔のほうが良くないですか」

祥子「続くが陰気くさい」

4 義理人情を剥がす年金     しげる

作者「「年金に義理人情がはがされる」を十四字詩にしました」

7 数撃たれては困る鉄砲     淳隆

・・・アメリカの銃社会、事件に対するオバマ大統領の涙などを

時事句として作ったものです。

8 人ごとだから言えるガンバレ  睦悟朗

Ⅱ、宿題「勇ましい」

句評会で一番票の多かった星野睦悟朗が選をしました。

〔佳作〕

1 聖者行進威風堂々       団扇

2 襷別々喧嘩駅伝        団扇

3 暮れの掃除へ腕まくりする   美文

4 人かき分けて席取りに行く   倫也

5 ホーム落下へ我身忘れる    和子

6 恐さ知らずの若い発言     美文

7 イエスマンから内部告発    和子

8 九条だけが背負う国防     淳隆

9 バスを連ねて爆買いが来る   しげる

10 尻を叩かれパパは昇進    潤子

11 武者震いして一年の計    祥子

12 突き刺されても円い針山   若丸

13 勇ましいのは酒の席だけ   しげる

〔秀作〕

1 後先見ずに子を庇う母     倫也

2 座席割り込むおばちゃんの尻  則保

3 天下国家を憂う止まり木    淳隆

〔特選〕

宇宙へ翔ばす町のナノテク     淳隆

〔軸〕

義憤沸騰内部告発         睦悟朗

Ⅲ、五分間吟

宿題で特選だった五十嵐淳隆さんの出題及び選で五分間吟を行いました。題は「ふざける」でした。

〔佳作〕

1 うぶな教師に落とすぞうきん  則保

2 誰が見たって出来ぬ法案    倫也

3 パントマイムが魅せる冗談   祥子

4 ふざける方が売れる芸人    睦悟朗

5 死んだふりして放り込まれる  団扇

6 息子女に母のウィッグ     和子

7 悪ふざけ過ぎ座がシンとする  睦悟朗

8 おやじギャグかもしれぬ告白  潤子

9 スカートめくり冗談が好き   祥子

10 好きな子に向け止めぬいたずら則保

11 ふざけた真似で核心をつく  倫也

12 戯け笑顔は生まれ付きです  団扇

〔秀作〕

1 閉店セール何度でもやる    倫也

2 真面目な顔で好きという妻   則保

3 ピカソの真似で母の顔描く   和子

〔特選〕

ざけんじゃねえと国に言いたい   睦悟朗

〔軸〕

ふざけてマジメ猿の軍団      淳隆

 

Ⅳ、武玉川鑑賞

お世話役の村田倫也さんから、武玉川鑑賞「晩年の句」として、15句の紹介があり、各句について話し合いました。

黄粉にかはく老の唇

(注)年を取ると、唾液が出にくくなり、きな粉を口にすると、きな粉に水分が吸い取られ、口の中が乾きますが、句は、「唇」とあるので、唇の内側にきな粉が貼り付いたようになるのを詠んでいます。(ネットより)

百と聞いては凄くなる年

(注)百歳になったと聞いて、自分がその歳になったらと想像すると、そら恐ろしい気がするというものでしょう。(ネットより)

赤いものにも負けぬ年寄り

(注)この句は「下されし紅のしゆはんを着て出は」に続いて出てくる。併せて読まないと意味がとりにくい。

(ネットで見た解説)「あかいもの」は、「若い者」の洒落であろう。

下さった紅い襦袢を着て、外出すれば、年寄りでも若い者にも負けていない。

九十の夫婦凡夫ではなし

わが分別のような唇

いつも悪口言うな長老

欠の影の切れそうな口

(注)欠は「あくび」と読む。

(ネットにある解説) 欠伸(あくび)をしている影法師が障子に映っている。

誰も見ていないと思って、大口を開けて欠伸しているので、口の端が切れそうに見える。

(以下省略)

Ⅴ、今後の予定

新葉館のホームページをご覧ください。

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