日川協富山大会が誌上大会へ移行します
以下のとおり、全日本川柳2022年富山大会は現地(富山市)開催から誌上開催へと変更になりましたので、取り急ぎご案内いたします。
令和4年4月22日
川柳人各位
一般社...【続きを読む】
短編小説「もう一人の自分」(4-4)
僕の方はと言うと、そのころ、実はもう一年留年しようと考えていた。下宿の四畳半という真四角の世界で、本を読んで格闘することが単純に好きだったのである。
君づけされていた時代が無性に懐かしい。ハンカチと手紙は、そのままパンフレットの下にもう一度しまった。
何気なく腕時計に目をやると、針は正午近くを...【続きを読む】
短編小説「もう一人の自分」(4-3)
三上奈緒子。大学時代の哲学科の同級生である。その中に、三上という同姓がいることは、多感な青春時代の驚きであった。小学校から高校まで、三上という名字の同級生には出会っていない。それが、東京の大学に入学して初めて同姓に出会ったのである。
入学後一回目のコンパの時、三上奈緒子のところに近づいて、早速名...【続きを読む】
短編小説「もう一人の自分」(4-2)
結局、片っ端から紐で縛ったり、段ボール箱に詰め込んだり、朝からの作業を続けて二時間ぐらい経っただろうか。
「どんな感じ?結構捗ってんじゃないの。OK、OK」
階段を上がってきた直子の声の調子がいい。いよいよ片づけに着手したので、まずは褒めてやるか、そんな感じで物置に入ってきたのだろうか。着手した...【続きを読む】
短編小説「もう一人の自分」(4-1)
ここに来て、ブログの材料探しも行き詰ってきた感じもするので、いささか古いものであるが、平成19年元旦の下野新聞社「新春文芸」の短編小説部門(立松和平、松本富生 選)で佳作に入賞した作品を4回に分けて掲載することとしたい。これで4回分、16日は何とか持ちこたえられます。なお、佳作入賞なので、この作品...【続きを読む】
賢いイルカのことから川柳を考える
日本のイルカ漁が欧米からの非難の的になるニュースが偶に出てくる。
かつてあるアメリカの有名な女性歌手が、イルカを殺して食べることは絶対に反対だと唱えていた。日本のテレビのニュース番組で、キャスターがその歌手へインタビューした際に「欧米人は昔から牛や豚の肉を食べているのではないか。これについてはど...【続きを読む】
自分という他人
10年以上前の話しであるが、娘が関西の大学に入って、言葉づかいのことで驚いた体験をしたようだった。わざわざ電話してきたくらいだから相当の衝撃だったのだろう。
娘は、大学では体育会で武道関係のところに入部したのだが、ある日、部の行事として河原でみんなとバーベキューを楽しむコンパがあった。途中で缶ビ...【続きを読む】
グラタンの味
コーラの次はグラタンについての思い出である。中学に入ると、スケートが流行っていた。友達と近くの空き地や舗装道路でローラースケートをやったり、宇都宮へわざわざ電車で出掛けて市営のアイススケート場で滑ったりしていた。お昼になると、スケート場内にある食堂で醤油ラーメンをよく食べていた。醤油ラーメンという...【続きを読む】
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