黒船が来航して明治維新があった。日本の近代化はそこから始まり、富国強兵、殖産興業、文明開化が進められた。そして大日本帝国は日清・日露の戦争に勝利し、大東亜戦争へ突き進んで負けるべくして負け、ようやく終戦となる。戦後、GHQの占領下で農地解放、教育改革、財閥解体などの諸政策が遂行され、高度成長期を経て成熟社会の現代に至る。
中学生の時に社会科の歴史で教わった記憶を呼び戻して私なりに整理したこれらのことは、大変簡略したものであるが大筋では間違っていないだろう。
さて、黒船もGHQも外圧である。日本という国は外圧が無いと大きな変革が行われないところがある。
かつて首都機能移転ということが議論された。いろいろと国会で審議されたが、結局は事実上断念された。私個人はその時「ああやっぱり」という印象を持った。
なぜこんなことを書いてきたかというと、最近のコロナの影響を受けた「秋入学」の話題について、「どうせダメだろう」とすぐに思ったからである。賛成反対の議論、メリット・デメリットの意見提示がなされたが、それ以前に、強烈なリーダーシップをとることができる人間が現われにくい日本において、日本人が自ら国家百年の大計のような大改革を企図することは難しい、それは今までの歴史が証明しているのではないか、そう言いたいからなのである。何事も和を重んじる農耕民族社会が日本の前身だったので、議会制民主主義がいくら発達したとは言えこれは仕方がないことなのかもしれない。
そういう観点に立つと、憲法改正もその是非は別にして、万が一国民投票をしたとしても、それが実現(可決)される可能性は極めて低いと見ている。原発廃止についても議論は続いてもそれ以上の動きはないだろう。いずれの実現にも何らかの外圧(かつての日米構造協議なども含めて)が必要なのである。ついでに言及すると、プライマリーバランスの黒字化やインフレターゲットの2%も相当実現困難であると見ている。
最後に話しは少しずれるが、韓国財閥の不祥事が報道される度、日本は戦後GHQによって財閥が解体されていて本当によかったといつも私は実感している。
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