こんなタイトルを付けたが、おそらく分かる人はいないだろう。
高校三年の受験生の時、私は大学入試の社会の選択科目に日本史を選んだ。点数をうまく稼ぐには地理や世界史で受験する方が有利なのだが、当時の私は文学部に入って日本史を専攻しようと頑張っていたので、不利といえども当然のごとく日本史を選んだ。
今でも記憶に残っているのは、いよいよ本番の入試が少しずつ近づいてきた年末の頃、古代から始まった日本史の勉強はいよいよ近代明治以降の分野に差し掛かっていた。新たに購入した参考書を開いてみると、序文に歴代の総理大臣の名前を完全に憶える一つの方法が書かれてあった。
初代の伊藤博文から当時の現職三木武夫までのすべてを憶えるそのやり方は、名前の名字の最初の音を並べて暗記するというものである。初代は伊藤博文の「イ」、次は黒田清隆の「ク」、その次は山縣有朋の「ヤ」。これを続けると「イクヤマイマイオヤイカサカサカ…」となっていく。これを何度も暗唱して憶えるのだが、片仮名や平仮名表記だと味気ない。確実に暗記するために私が独自に改良したのは、語呂合わせのような漢字表記だった。それが「幾山今井親以下坂坂…」という代物である。
これの効果はすごかった。歴史上の出来事を年号の語呂合わせとセットで学習するのは当たり前のことだが、明治以降についてはさらに歴代の総理大臣の名前がうまく紐づけされると、模擬テストなどへの解答はほとんど間違えることなくスムーズに出来た。
明治以降の近代史の設問なら、どんなものでも鬼に鉄棒(かなぼう)の状態だったのである。あんまりうまくいったので、余裕綽々でライバルである友達にも教えてやったが、大した反応がなかったのを憶えている。
その出だしの一部が、40年をとうに過ぎた63歳の今でも頭の隅にへばりついている。多感な時期に多感に記憶したものの印象は頭からなかなか消えない。
幾山今井親以下坂坂…
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「イクヤマイマイ、オヤイカサカサ」、私も覚えました。
私の場合、少女漫画でこうやって唱えているシーンを読んで、なるほどと思ってまねをしました。
ただし私の場合、教員採用試験対策だったので、すでに20代になっていた頭には覚えるのは難く忘れるのは易しで、覚えているのはたったこれだけです。
同じ方法で覚えたことに、「ロリラエシウモグアアカトウタキ」があります。
ロシア、リトアニア、ラトビア、エストニア、白ロシア(暗記の呪文では「シ」になっているけど、本当は「ハ」とすべきですね)、ウクライナ……と続きます。
ソビエト連邦を形成していた15の共和国名を、大学時代、なぜかテストに出ると思い込んで覚えたものです。
ありがとうございます。
久美子さんと違うところは、私は出鱈目な漢字変換をしたところですかね。
こういう試験のための呪文めいた記憶法をみんなで持ち寄るといろいろなものが出てくるかもしれませんね。