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 家庭用プロパンガスのボンベには必ず「充てん期限」が記されている。
 ある日、我が家のガスボンベの充てん期限の日付が該当する期限を過ぎていることに気がついた。点検のミスか? やばいこと(爆発?)が起きたらどうしよう、などと考えてしまった。
 そして偶々点検があった日に、「これ、期限が過ぎているけど大丈夫なの?」と訊いてみた。答えは、この日付の意味することは、ガスの充てん作業をする日がこの期限を過ぎたら駄目、してはいけないということで、お宅のこのボンベの場合、ガスの充てん作業は最後を迎えており、今後ボンベの中のガスが完全に無くなったら、ボンベを新たに取り換えるということであった。
 うーん、「充てん期限」の表示でそこまで読み取ることができるか。かなり難しいのではないか。私はそう思った。
 だったらどう記せばいいのか。これも悩ましい。「充てん作業期限」「最終充てん作業期限」…いろいろと考えてみた。段々理解しやすくなってくるではないか。
 しかし、別のことも思いついた。あんまり諄い表示をするとかえってややこしくなるのではないか。長い言葉だとボンベに印字するスペースが足りなくなるのではないか。
 さらに暇人の私は考えたのだが、ガスが残っているのにボンベを廃棄するのはそもそも大変な作業なのではないか。だから期限を過ぎて空になったらそのボンベはもう使わない、そういう取り扱いを決めたのだろうか。専門知識もない癖に、いろいろと勝手に想像してみた次第である。
 乗用車は年に何万キロ走っても、あるいは何千キロ程度しか走っていなくても2年に一度は車検を受けなければならないが、何故かそのことを連想した。取り決めというのは、いろいろ考えた末にそうなったのだろうということを改めて思い知ったのである。

 

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