太極拳をやり始めて3年になる。
以前は、こんな動きの鈍いもののどこがスポーツ(武術)なのかと思っていた。年寄が健康のために毎朝する運動ぐらいの認識しかなかった。
定年退職して暇になったのでまず飛びついたもの、これが太極拳である。地元の公民館でやっている集まりに何となく惹かれて入会し、週1回2時間のトレーニングをするようになった。
最初は気楽な気持ちでやっていたので、やり始めて案外難しいことに気がついた時に続けようかどうか迷ったりした。でもここで止めたらみっともないと思ったりもした。そのうちに、人のまね程度には上達した。
そしてみんなと音楽に合わせて太極拳をやり、先生の指導を受けながら少しずつ気づいた。
太極拳はスローな動きで全身の筋肉を使う武道である。上手い人はどこが上手いかというと動きが本当にスローなのである。私のような初心者は、間違えたくないので動きがどうしても速くなってしまう。
日常生活と正反対である。スローの方が望ましい。そこのところに今は惹かれている。太極拳以外にそんなコンセプトのスポーツがあるだろうか。
川柳について言えば、じっくり考えてたっぷり推敲する方がいい作品が生まれる。そこは確かに太極拳と似ているかもしれない。
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