猫に似てまた過ちを繰り返す
ペットの中でも猫は薄情者で名が通っている。薄情者は浮気者に通じるところもあるというと、猫愛好家から顰蹙を買うだろう。とかく軽率な行動をすることは否めない。また繰り返すは、「軽率」にぴったりの表現で、昔から三年飼っても三日の恩さえ知らぬと言われているが、現代の世相にもぴったりで、そこが何とも魅惑的だと...【続きを読む】
これがまあ我が家限定満足度
各家庭によって民度に差があるように、生活の程度も微妙に異なる。子供の頃にはそれなりの生活に馴染んだいても独り立ちして世間のレベルが見え始めると、悲喜こもごもである。やがて子供達が巣立って元の古巣に戻ると、価値観は極端に偏ってくるが、決して世間の常識に流されようとはしない。
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振りも入れ忘れる技を忘れてた
「何時の間にか」と言うのが正直な実感である。家族から、少しづつ疎んじられてくるようにはなったけれど、まだ姥捨て山の話は聞こえてこない。記憶がなくなる。思い出せない。ウッカリ忘れて心が他に移る。本当に物忘れするということは辛いことではあるが、「忘れる」という技をしっかり使うのも、重宝な術で上五の「振り...【続きを読む】
猜疑心コップの水が増えている
ふとしたことで人を疑うきっかけが生まれると果てしなく拡大していくのが嫉み心の常である。目減りしたのならともかく、コップの水が増えているのではないかと疑い出したらもう、際限がなくなって来る。その場はやり過ごしても微妙な変化は、気持ちの持ち様にも関わってくるから実にややこしい。添付絵もそれとなく暗示する...【続きを読む】
「はいはい」と「はーい」で気分すぐわかる
声色という声の色がある。個人差があり、特に歌手の「ゆうめいじん」には、歌の物まねを売りにする声帯模写さえいる。プロの歌手には売りの声色がなければ話にならない。こちらの声色は、短い「ハイハイ」ながく伸ばして「はーいはーい」で現在の天気がうかがえるという。実感ですねえ。
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何かしておらねばつまらないわたし
後半の言葉「つまらないわたし」がこの句の全てだと思う。普通には「道理に合わない」「意に満たない」「価値がない」「とんでもない」と解釈でかなりの変化が生まれる。ここは川柳として、常識の範疇かも知れないが、「面白くない」が相応しいと思う。前向きではあるが、やや自信過剰な特徴が、素顔から覗いている。
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知り過ぎて飛ばした中味知りたがる
久し振りの女子会、「ちょっとハイになりすぎたかな」軽い疲労感が残る。日々業務で携わっている専門分野だから、サラリと聞き流したが、気になる発言をした彼女。ちょっとその後の詳しい経歴を無性に覗いてみたくなっちゃった。本人は気付いてないけれど、立派なライバルなのである。
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捨てられもせず返せない傘を干す
上五の「捨てられもせず」上七の破調ではあるが、これが全てを表している。ひょっとしたら「捨ててください」と言われて借りてきたのかも知れない。いずれにしても返せないのは、借主の勝手な思いである。けれども、その勝手な思いこそがこの川柳のネタである。それぞれがストーリーを楽しめばよろしいかと。
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