99回目を迎えた奈良句会。会場はお馴染みの蕎麦処「かえる庵」
東大寺二月堂の修二会も始ったばかり、小雨の当日は風引きキャンセルもあって13名。
参加者は池田みほ子・下谷憲子・柴橋菜摘・上鳥羽香依古・山田順啓・佐藤かえる・居谷真理子・山下怜依子・吉野鮎太郎・木嶋隆盛・木村宥子・中堀優・板垣孝志。
☆第一部 合評会
「二月堂あたりでまたも見失う」 失ったものは何か? 三寒四温の修二会の時節だから
(春)か、井上靖の小説に出て来る(青衣の人)それとも心象的なものか、多様な鑑賞意見が集まった作品。 当日の司会は中堀優さん、ボランテアガイドで奈良の歴史はお手のものだから、ちょいちょい話がいにしえの大和へと話が逸れる。それもまた楽しみの一つ「時間が有りませんので」と自浄作用も行き届く。
13句の検証におよそ一時間を費やす。
☆第二部 宿題の句会 今月の題は踵
♣ 池田みほ子 選
じりじりと踵が探る徳俵 真理子
出世欲強くて踵浮いたまま 鮎太郎
エナメルのヒール捻じ込む赤絨毯 宥子
去って行くヒールの音が泣いている 真理子
天敵へきびすはクルリ負けておく 菜摘
○竹の子の踵は山に帰りたい 孝志
○春が来たタップダンスがよく弾む 怜依子
○お雛さまの踵もきっと白かろう 憲子
◎踵から落ちる非正規労働者 孝志
選者吟 褒め言葉着地に難儀するきびす
♣ 板垣孝志 選
お雛さまの踵もきっと白かろう 憲子
去って行くヒールの音が泣いている 真理子
風なのか踵の癖か千鳥足 香依古
つま先を妬むバレリーナの踵 鮎太郎
地に着いた踵にぼくの信頼度 順啓
○じりじりとかかとが探る徳俵 真理子
○春が来たタップダンスがよく弾む 怜依子
○出世欲強くて踵浮いたまま 鮎太郎
◎土踏まず庇う踵の使命感 順啓
選者吟 踵から落ちる非正規労働者
♠互選最多得点句 踵から落ちる非正規労働者
♣第三部 印象吟(20mmほどのエアメール)
◎半世紀過ぎた恋文語り出す みほ子 5点句・盛菜真順宥
○赤ちゃんに風が届けに来た手紙 真理子 4点句・優孝憲み
○ラブレター本音は後日改めて 順 啓 4点句・真か憲香 (以下省略)
※今日の御馳走!
手作り奈良漬(三年物と一年物)白菜漬物、山陰のソイかまぼこ天婦羅、旅のお土産などの差し入れに、ほんまもんの豆腐、季節感溢れる甘いほうれん草やキビナゴの焼き立てなどなど・・・美味しいお酒の飲み比べ。両方のお酒の栓を同時に空けたところ、片方のお酒は栓が天井にまで『ポン!』と飛びました。その後、先にカラッポになったのは『ポン!』のお酒でありました。 御馳走さま~
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