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   川柳マガジンクラブ十四字詩 第95回句会 会報

 第95回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が令和8年5月20日東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者お世話役の植竹団扇さん及び阿部秀夫、五十嵐淳隆、後藤紡ぐ、佐藤美文、佐野純、鈴木かおる、早川若丸の各氏と星野睦悟朗9名、欠席投句は石川秀樹、葛飾凡斎各氏の2名でした。なお後藤紡ぐ(東京都北区)、鈴木かおる(静岡県浜松市)両氏は初参加でした。

当日の句評会の自由吟及び宿題、席題の入選句は次の通りです。

〔句評会〕▽「自由吟」

句の頭の数字は互選で獲得した得点です。

0 ランドセル見て令和感じる   かおる

よくわからないとの意見が多かったが、作者から「昔は男、女で色は単純に決まっていたが今はカラフルでしかも必ずしも男女で決まっていない」と説明せれ納得。

0 後ろ姿はシャンと称賛     団扇

作者から「バックシャン」という言葉に付き薀蓄。

1 地震アラーム足がもつれる   純

2 思い出よぎり止まる断捨離   睦悟朗

「断捨離」という言葉は川柳であまりにも使われ過ぎたので、よほど変わったことを詠まないと、とのご意見あり。

2 除菌してから叩く石橋     紡ぐ

石橋をたたくだけでも慎重なのに、あのコロナ以来こんなこともあるかと。

3 もうすぐ夏と告げるパラソル  秀夫

男日傘ももう恥ずかしくないし効果大、という話もあった。

4 生き恥さらし目覚め爽やか   凡斎

作者欠席で句意の説明がもらえなかったが、4人4票入り、くよくよしない生き方に共感あったようだ。

5 夢の続きを手のひらに乗せ   美文

◎を付けた団扇さんから「夏目漱石に夢十話が好き」というお話も。

6 できれば嫁に欲しい介護士   淳隆

老々介護なんてのもつらいので、できれば息子に介護士の嫁さんでも来ないかなあ、とか。

6 聖書のように読む武玉川    秀樹

十四字詩の、川柳の柳多留に当たる江戸時代の本は大事ということで四人が選ばれた。

7 老いの冷や水笑い追っかけ   若丸

「若さに秘訣」「いくつになっても追っかけは羨ましい」などなどの共感。

 

〔宿題〕▽「爽」。句評会でトップだった早川若丸さんの選

〔佳作〕

1 ガリガリ君で夏日爽やか    睦悟朗

2 青葉の風を呑む鯉のぼり    秀樹

3 五月に熱波早やかき氷     秀樹

4 爽やかなNO何も返せず    かおる

5 デビュー颯爽メジャー村上   秀樹

6 疲れをいやす川のせせらぎ   秀夫

7 すぐに無くなる爽やかな色   紡ぐ

〔秀作〕

1 子育て終えた鏡爽やか     淳隆

2 散策の友白い浮雲       団扇

3 爽やかニュース運ぶ翔平    凡斎

〔特選〕

ムカッとせずに生きるスカっと   団扇

〔軸〕

髭剃りのあとなでる春風      若丸 

〔席題〕 宿題で特選の植竹団扇さんの出題及び選。題は「姿」

〔佳作〕

1 シルエットだと皆んな美人に  秀夫

2 働く姿総理押し売り      睦悟朗

3 前向き姿勢老いて変わらず   かおる

4 忖度しない君のまなざし    紡ぐ

5 シャンとせんかと影に叱られ  睦悟朗

6 着物姿が浮かぶ竹林      若丸

7 姿なくても気配色濃く     かおる

8 首謀者見えぬまたも匿流    秀夫

9 今日も決めるか見入る姿見   淳隆

〔秀作〕

1 白ワンピース翔ける新緑    若丸

2 姿勢崩さずできる居眠り    かおる

3 どこから箸を迷う姿煮     純

〔特選〕

東海林太郎を真似て立つ父     淳隆

選者ここでまっすぐ起立して一節カラオケ。

{軸}

姿とどめぬ鯵のなめろう      団扇

 

今後の予定

第九十六回 令和八年七月十五日(水)

宿題 「めんどくさい」

北とぴあ 八〇四A室

 

第九十七回 令和八年九月十六日(水)

宿題「結ぶ」

北とぴあ 部屋は未定

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