「好き」と「嫌い」
若い頃はいろいろなことで思い悩むものであるが、私はある時期「好き」と「嫌い」について深く考え込んでしまった。臨床心理学的には好きも嫌いも感情のエネルギーを対象に放出することだから結果的には同じこと。可愛さ余って憎さ百倍、などという諺があるし、好きで好きで堪らなかった異性がある日突然些細なきっかけで...【続きを読む】
漫画が読めない
今更ながら正直に話すと、私は漫画をうまく読めない、だからあまり読まない。どちらかというと漫画を読むのが苦手な方なのである。こんなことはあまり人前で言ったことがない。恥ずかしいからである。発達障害と関係しているかも、などと以前自分なりに思ったりした。
テレビのアニメは子供の頃よく観た。鉄腕アトムや...【続きを読む】
桑原武夫の第二芸術論
大学生の頃、桑原武夫(フランス文学者・京大教授/1904-1988)の論じた第二芸術論のことを知った。学校で教わった俳句や短歌などにあまり面白味を感じていなかったので、なるほどそのとおりだと共感したのである。
1946年に発表された「第二芸術 ―現代俳句について―」(岩波書店の雑誌『世界』に所収...【続きを読む】
本の読み方、句の読み方
大学生の時に「本はどう読むか」(清水幾多郎著/講談社現代新書・1972年)という、本の読み方について論じた本を読んだ。そこに書かれていた要点の一つを簡単に説明すると、著者がじっくり考えて何度も練りに練って推敲したと思われる文章は、読む方も繰り返し丁寧に読んで理解しようと心がけ、そうではなく思ったこ...【続きを読む】
旧字体・旧かなづかい
高齢化が進行している川柳界において、旧字体・旧かなづかいで詠む人がかつて多かった。戦前の国定教科書で国語を学んだ世代である。今ではすっかり少数派になってしまったが、子供の頃に学んだことは時代が変わろうとなかなか直らない。まさに「三つ子の魂百まで」の典型的な例なのである。
昭和3年生まれだった私の...【続きを読む】
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