Copilotに「老害という言葉はいつ生まれたのですか?」と質問したら、以下の回答を得た(もともとの出典は「コトバ意味ネット」のサイトから)。
[「老害」という言葉は比較的新しい表現で、40年ほど前から存在していたとされていますが、特に20年ほど前から広く使われるようになったようです。もともとは「組織の指導的立場を高齢者が占め、若返りが行われない状態」を指す言葉として使われていましたが、現在では「時代遅れな高齢者」や「そのような高齢者がもたらす害」という意味で誤用されることも多いようです。
この言葉が生まれた背景には、世代間の価値観の違いやコミュニケーションの障壁が影響していると考えられます。言葉の使い方や意味は時代とともに変化していくものですね。興味深いと思いませんか?]
70歳近くになった我が身を振り返ってみると、自分が40代半ばの頃から、周囲にいる60代以上の世代に対して老害を感じていた気がする。このことは今から20数年前に遡ることなので、このCopilotの回答にあった、老害の言葉が広く世間で使われだした時期と大体一致している。当時の私は老害に対するもどかしさを感じながら、他方で20代、30代の世代に対して、もう若い奴らにはついていけないなぁと思い始めた、そんな記憶が今でもある。
定年延長や再雇用の制度が法的に整備されたことにより、70代でも仕事を持っていることが当たり前になってきている(私のような全く働かない人間はごく少数派か?)。そんなことを考えると老害の概念は益々世間に認知され、若い世代には実感されていくことだろう。
タイトルに書いたのは「長老害」であるが、「長老」と「老害」をミックスした私の造語である。これを来年には70歳になる現在、実はしみじみ感じているのである。川柳を含めたいくつかの文芸団体に関わっているが、ここ10数年くらいで経験することは、組織のトップが80代後半、90歳近くになってもなかなか退任しないケースである。性懲りもなくずっと居座り続けている例がいくつでも挙げられる。
かつては、任期が2、3年のポストで再選、三選されても大方はその辺りでそろそろ次の後輩へバトンタッチしようかとなるのだが、今は長老クラスがとにかく辞めない。後任の指名をしたがらない。そのポストに必死になってしがみついている。私が関わっていない団体でもそれが増えてきているという話しをしばしば耳にする。
最近話題になったどこかのテレビ局の相談役を連想するかもしれないが、単なる趣味の愛好者が寄り集まっただけの組織でもそうなのである。こういった組織はトップとしての責任を大体無報酬で任されていると思うが、それでも死ぬまで当人の生きがいになっている。そして川柳などでは選者や審査員の役目(これらについてはいくらかの報酬があるが)も死ぬまで手放さない。
80代後半の後期高齢者のベテラン(?)がそういった醜態を晒しているというのに、それを眺めている70代の側近や取り巻きはなかなか退任を進言しようとはしない。後任を狙っているので表立った動きをあまりしたくないという思いなのだろうか。茶坊主みたいで、嫌らしく感じる時もある。
かくして組織運営の硬直化が深刻になってくる。さらに組織の発展のために改革や活性化がいくら声高に叫ばれても、そんなことは一向に図れず旧態依然のやり方が平然と罷り通りる。時代に追いついていけない組織は衰退へと向かうだけだということが理解されていない。
数年前に携帯電話の3Gサービスが終了となり、ガラケーを使っていた高齢者が一斉に4Gのスマホへ乗り換えた。ほとんどが高齢者向けの専用スマホなので、LINEのアプリがプリインストールされている。ある時期に、そういった方からの友だち追加の招待メッセージが頻繁に私のLINEへ届いた。これに応じてLINEを交換してもその後のやりとりがある訳ではないのでほとんどスルーした。こんな状況から想像するのだが、LINEをスムーズに使いこなせる高齢者がどれほどいたことやら、何か怪しい気がする。
出席者のほとんどが80代半ば過ぎと思われる文芸団体の会議があった。議題について協議する中で俄かにある言葉が話題になった。そのことを調べようとこれら長老たちのほぼ全員が議事進行中にいきなりスマホを取り出してその言葉をキーワードとして画面に向かって囁き始めた。スマホに乗り換えてまだ画面への文字入力が覚束ないのだろう。一斉に音声で入力する様子はいささか異様に感じられた。そして検索がうまくヒットするとみんなで確認し合いながら素直に喜んでいた。
私もいずれヨボヨボになってこのようになっていくのだろう。でも引き際だけは留意しておきたい。世の中は老害から長老害へと進展し、それは超老害でもある訳である。超高齢化社会の超老害は、超弊害として確実に超蔓延(こんな言葉などないが)していくはずである。
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