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 先日、高齢の川柳仲間から家庭菜園で採れたジャガイモを約10個いただいた。味噌汁や煮物、カレーなどに入れて少しずつ大事に食べていこうと考えた。
 レジ袋に入っているので、1個ずつ取り出しては料理する。それを繰り返したら残り6・7個ぐらいになったので、慌てて食べることはない思い、料理に使うのはしばらく止めることにした。
 それから1週間程度経過し、久しぶりに食べようとレジ袋の中を覗いたら、いくつかのじゃがいものに白い黴が生えてしまっていた。大ショック。人生の大先輩が折角丹精込めて栽培し収穫したものを結果的に私の不手際で粗末にしてしまった。レジ袋に入れてさらに段ボール箱に納めてしまっていたのが悪かったのだろう。暑い日が続き始めた頃である。風通しもよくない。大いに反省した。
 黴の生えたものは断腸の思いで処分し、残りは洗って泥をすべて取り除き冷蔵庫に仕舞うことにした。
 子供の頃からの親の教えで「食べ物は粗末にするな」と口酸っぱく叩き込まれていたので、今回のことは大いに反省させられた。正直に申せば、自分が情けない。これは決して大袈裟ではない。何歳になっても、高齢者になった今でも、親から言われていたことはそれくらい脳裏に沁みついているのである。そして私の本性は、こんなことで挫折感を味わってしまう小心者なのである。一応の今更ながらのカミングアウトである。



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ジャガイモでしくじる”にコメントをどうぞ

  1. 徳永哲治 on 2023年8月27日 at 1:18 PM :

    人の失敗談はなんて快いものか!これからも掲載してください。楽しみに待ってます。

    • 三上 博史 on 2023年8月28日 at 8:29 AM :

       徳永さん、ありがとうございます。
       人の失敗談は蜜の味ですかね。自分の失敗を正直に吐露するのも蜜の味に近いものがあります(笑)。

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