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暑いですね。今日第4日曜日は流山市の「乱気流」句会です、「乱気流」は流山博物館友の会の一ジャンルが川柳です。友の会は40年を迎えます。お祝いの言葉を送りました。15字30行です。

40年受け継いだこと残すこと      乱気流・太田紀伊子

大爆笑忘年会に何回か参加して感じたことは会員のみなさんの個性と人格の素晴らしさでした。

文化運動を押し進め、環境問題にも取り組んでこられた教養の豊かな人たちばかりです。川柳だけやっていた私には、未知の分野の方々と親しく交流でき、吟行などの楽しみは格別でした。

地元の手賀沼賛歌のオペラや利根運河物語や味醂の里、小林一茶の顕彰等など、多くを学ばせていただきました。文章講座、朗読講座・川柳講座とワンランク上の知的生活を目指して努力しておられる姿に感動します。

それが研究誌や「ずいひつ流星」など、読み応えある作品につながっているのですね。個人的なことですがこの度全国で200名の川柳作家の句集が出まして、拙句集川柳作家ベストコレクション「太田紀伊子」(新葉館出版)をお読み下さった友の会代表の山本鉱太郎先生から丁寧な鑑賞のお手紙を頂きました。この優しくまめなお心遣いが会員の皆様にも受け継がれ、40年にぎわった要因だと思います。今後は若い世代の新会員の入会を願い、益々のご発展を祈念してやみません。

6月24日の作品が届きましたのでご覧ください。

課題1 「雲」  選者 滋子 

入選句

子供の手引いてながめた鰯雲            和代

雲に乗る仙人落す処女の脛              勝五郎

神仏のやさしく笑うあかね雲            久美子

羊雲空一杯に遠足だ             久美子

会見は雲ゆき見たか孝太郎              やよい

雲流れ飛行機ポンと飛び出した           紀伊子

秀句

フライトに命あずけて雲の上            やよい

むらむらと胸に疑念の雲が湧く           和代

軸吟

天空の城が顔出す雲の峰                滋子

青い谷に雲がわき出す魁夷の絵           滋子

落穂

気のせいかハートのように見える雲   青乱

課題2 「彩り」  選者 和代

入選句

トッピングパセリ人参役に立ち          紀伊子

食卓を彩る朝の夏野菜                  滋子

彩りで食欲さそう病み上がり            やよい

反安倍を彩るゼッケン雨に濡れ          勝五郎

人生の彩りつくる川柳で                 青乱

安物の刺身彩どる飾りもの              久美子

秀句

お出かけの仕上彩る紅をさす            久美子

通学路彩り添える傘の列                滋子

軸吟

涸沢に彩る夜目のテントの灯            和代

夕焼けが窓を彩りビルオブジェ           和代

落穂

黒一点入れて女子会尚元気              紀伊子

ちらし寿司嫁姑が腕競い                やよい

今日も37度でしょうか。暑い福島で育った私にはそう感じません。風がある所為かも。桑折町下郡は夏は風が吹きませんでしたから・・。



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