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コンパスで描いた丸には、味も素っ気もない。この句の丸は手書きの丸である。すなわち、個人が懸命に生きてきて持ち合わせている丸い個性である。他方から見れば丸い輪も、見る角度によっては歪に見えることもある。それこそが個性で、個人の味である。理想を求めすぎると、コンパスの円に近づいて、大切な個性が失われていくのかも知れない。

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まだ、句を吟味推敲する余地がたくさん残されている題材ではあるが。要するに、最近の女性はヨ・ワ・ネ・を使わなくなった。男性よりも酷い言葉を耳にすることもある。言われてみれば言葉遣いも日々変遷している。お... 「雑草の女でよ・わ・ね・吐かぬ主義」の続きを読む
浮世のしがらみにがんじがらめの佳人を何人か知っている。佳人ゆえのがんじがらめか、がんじがらめに嵌るのは佳人なのか、判別は難しい。本人は、あちこちから引っ張りダコの自分をジョークで薄情者と言うが、周囲に... 「薄情者だからどうにでもなる私」の続きを読む
  ◎ 蝸牛の恋矢(れんし)は、交尾の際に相手を刺激する効用があるという。ナメクジやカタツムリなど有肺類は雌雄同体なのでお互いに相手を恋矢で刺激しあう必要があるらしい。あなたから、何時か私に... 「蝸牛つぎは恋矢をわたしにも」の続きを読む
◎ 悲しみの中で、ただただ涙を流せば、しっかり立ち直れるのは、体力よりも人間の復元力の問題である。傾いたまま漂流する船もあるがシャンと立て直して進む船もある。そんな船でもまた揺れる日もあるという。航... 「泣けば済むころを凌いで泣きたい日」の続きを読む
◎ 我が国の家族が、核家族になって半世紀が経つ。ようやく再分裂を起してさらに小さくなったという。核家族が親子さえ離してしまうのは、もちろんコロナウイルスの所為ではあるが、もろに被って、この先復元できる... 「コロナ禍へ再分裂の核家族」の続きを読む
◎ 猫の隠喩をどう受け止めて貰えるか、気になる部分ではある。主のそばでスヤスヤ寝ていれば、障害の暮らしは安定していた筈である。不用意に寝返りをうったものだから、ご主人様の安眠を妨害してしまった。 &n... 「寝返りをうって愚かな猫でいる」の続きを読む
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