あと五分すれば半額整える
「近くの総裁のお店は定刻になるとすべて半額になる。半時間前はガラガラだが、五分前には長い行列ができる。私は勇気を出して先頭に並んでいる。」と代弁して頂いた吉田利秋氏に感謝である。庶民にとって、一見時間の浪費が限りある収入を補う黄金の時間なのかもしれない。いずれにしてもトップレディには縁のない句。
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遠慮気にやや得意げに駅ピアノ
「ピアノの演奏を通して、その人の人生の一端を垣間見る駅ピアノの番組。遠慮気にやや得意げにとした表現が人間の心理を突いている」とは、平尾正人氏から頂いたコメント。やや離れた場所から手を助ける思いで、見守っていたママ。弾き終わった笑顔のおさげ髪が、その胸に飛び込んで行った情景が目に浮かぶ。
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なぐさめるから淋しさが湧きあがる
〇 じっと我慢して耐えている哀しみを、在り来たりのことばで慰められると、耐えていた哀しみが一気に噴出してしまうことは誰もが、一度や二度は経験してきた筈である。転んで膝小僧をスリむいだが、噴出す血を見て痛さはさらに増すのである。いよいよ我慢は限界である。
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「ですよね」を繰り出す会話乗り切れず
難聴を自覚してから、随分になる。今は周囲が慮ってそれなりの、温かい労わりで包んで呉れているから楽しい。それでも古い世代には馴染めない言葉がどんどん生まれる。滔々と持論を展開したかと思えば、尻窄めにがっかりさせられる。「ですよね」も表現は優しいが連発されると「押しつけ」がましく聞こえる。
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転び癖いつも何とかなる不思議
高齢者と転倒はワンセットのようなものである。その経験のない高齢者は皆無である。例にもれず、しっかり転倒してきた。病院のお世話になったこともある。それでも、今日までこうして普通の生活が出来ているのは、いつも何とかなった身体と、反省しているというより、「運がよかったとしか言いようがない」としみじみと振り...【続きを読む】
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