桜はもう散り始め、小雨まじりの奈良市三条通りはやや肌寒い感じの一日でした。
そういえば第一回の奈良句会は霙まじり、寒風の吹きすさぶ中、前途多難を思わせたのだが、何とか100回目と相成りました。
居谷真理子さんと柴橋菜摘さんは世話人としてほぼ皆勤賞、お世話になりました。
私が病欠の間、頑張って奈良句会を支えて戴いた糟谷尚遊さんは既に故人となられました。大変お世話になった方です。
句会の会場に使わせていただいている蕎麦処「かえる庵」のご夫妻にも毎月大変お世話になって居ります。 皆様ありがとうございました。
さて今月の参加者(順不同)池田みほ子・下谷憲子・柴橋菜摘・上鳥羽香依古・山田順 啓・佐藤かえる・居谷真理子・山下怜依子・吉野鮎太郎・木嶋盛隆・木村宥子・中堀優・
山中あきひこ・板垣孝志の14名。
☆第一部 (合評会)
没句の検証からは『納税の義務も知らぬで通したい』
政治と金の問題での与野党の攻防戦も結局『知らなかった』でうやむや、この事も忘れ去られているのか「そうやなぁ」でスルー
ユニークな句では『踵の目さぬきうどんの腰を見る』
『夕焼けてメソポタミアの夜が明ける』などなど。
☆第2部 (句会) 題=隠す 木嶋 隆盛 選
日向ぼこしてる二人の隠しごと あきひこ
三猿をメデイアに強いる秘密保護 鮎太郎
愛人の罪と心中する黙秘 順啓
かくれんぼ置き去りにされ自由人 香依古
布一枚さては地獄か極楽か 怜依子
○恥じらいは何処へ咲ききったチューリップ 憲子
○本性を隠して嫁ぐトリカブト 怜依子
○隠蔽はクシャミみっつで暴かれる 香依古
◎白無垢がうつむいたまま策を練る 薫
選者吟 あの世まで持って行きますこの話
隠す 板垣 孝志 選
照明を落とす埃を隠す為 かえる
子にだけは知らせておいた隠し場所 憲子
本人は知らない一億の保険 順啓
白無垢がうつむいたまま策を練る 薫
社長さんに内緒免震怪データ 優
○何かある能ある鷹がほくそえむ 薫
○隠蔽はクシャミみっつで暴かれる 香依古
○手の内を晒し二の矢を隠し持つ 鮎太郎
◎恥じらいは何処へ咲ききったチューリップ 憲子
選者吟 後ろ手に隠す小さなサプライズ
★互選最多得点句 下手に隠すと後がうるさい 孝志
第三部(触感句・手術用手袋に片栗粉を入れて)
◎候補者の握手はあっちむいてホイ 真理子 7点句
そんな手でまたオキナワが騙される あきひこ 5点句
握手したアンドロイドと恋に落ち 菜摘 4点句
選挙戦くいこんで来る白い噓 孝志 4点句
これかいな指名手配の宇宙人 香依古 3点句
骨のない相手とは手を握らない 隆盛 2点句
ちょっと一杯やるには気味の悪いあて 鮎太郎 2点句
ブヨブヨとあの日の妻のキモイ指 怜依子 1点句
熱がないもう貴方さま黄泉の国 優 1点句
イチフクに悲し突然変異茸 宥子 1点句
○番外は例によって懇親会。隆盛さんの手作り胡麻豆腐をはじめ、イカナゴ・春野菜がいっぱいの和え物など、お酒は製造元直送非売品の銘酒ほか、いつもの「風の森」それに今回初登場の「梅の宿」そのほか、沢山戴いてカラオケと賑やかに散会と相成りました。
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