「啓蟄へ蛇も蛙も目を洗う」宮田青雨 川柳歳事記より
急に気温の上がった3月6日の電車内は座る席も無い程の込み具合、どうやら冬眠から目覚めたのは、虫たちより人間の方が早かったようだ。上記の句が発表された頃に「花粉症」なるものがあったかどうかは知らないが、目が痒くなる時節がやって来た。
奈良駅構内の昼過ぎは手裏剣が飛び交うような中国語にびっくりさせられるのだが、今回はそれが無かった。爆買いも観光も少し勢いが減ったのだろうか?
会場の蕎麦処「かえる庵」顔ぶれは、中堀優・木嶋盛隆・林とも子・田中薫・上鳥羽香依古・佐藤かえる・柴橋菜摘・居谷真理子・下谷憲子・山中あきひこ・山崎夫美子・池田みほ子・板垣孝志の13名。
☆第一部 合評会
一番人気になった句は句会の没句。 内容の把握に時間が掛かる句なので、選に時間が
取れる誌上投句に再挑戦したほうがよいのでは?と言うことで非公開。序に全句非公開。
☆第二部 句会(粉もん)
※関西地方で粉もんといえば、お好み焼き・たこやき・うどん・等等、小麦粉を水に溶かして調理した食べ物なのだが、広義には蕎麦もケーキなども粉もんの内。
山中あきひこ 選
粉もんがだいすきやねんでもメタボ 優
虚も実もお好み焼きで週刊誌 薫
白い粉にもええもんと悪もんと 真理子
誰と行くタコ焼き食べて法善寺 優
粉もんはフレキシブルな愛に生き 香依古
○ええんちゃうやらこてぬくい離乳食 みほ子
○打ちながらよその蕎麦屋の味を言う 孝志
○素麺はイケズうどんはお人好し 真理子
◎ミシュランに追いつくなにわの粉もん屋 みほ子
板垣孝志 選
ままごとでたこ焼きをする難波の子 薫
誰と行くタコ焼き食べて法善寺 優
一銭洋食なんて言葉があった頃 夫美子
TPP粉もんのケリ自動車で あきひこ
粉もんと一括りすな俺は蕎麦 かえる
○大阪のアート見せると粉もん屋 盛隆
○虚も実もお好み焼きで週刊誌 薫
○素麺はイケズうどんはお人好し 真理子
◎天平の甍に向かい蕎麦を打つ 盛隆
互選最多得点句 素麺はイケズうどんはお人好し 真理子
☆第三部 印象吟(呼び鈴を鳴らして一句・出題=あきひこ)
一巻の終わりとしては地味すぎる 孝志 7点句
鈴蘭を鳴らして風が通り過ぎ 真理子 5点句
天辺を押せば聞こえる重力波 盛隆 3点句
時間です最期は天の鐘ひとつ 菜摘 3点句
2点以下略
☆ 今日の御馳走・おなじみになった盛隆さんのなめろう、今回は鮭。みほ子さんのお土産は『笹かまぼこ』 そして出来立て豆腐に大根の煮物。日本酒に絶好のアテで賑やかな懇談会となりました。




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