川柳大会に参加しよう
〜柳友との交流を楽しむ〜
川柳大会は、日頃磨いてきた作品を発表する場であると同時に、各地の柳友と交流できる楽しい集いです。初心者の方には「大会は難しそう」「知らない人ばかりで心細い」と感じられるかもしれません。しかし、川柳を愛する気持ちは皆同じです。勇気を出して参加すれば、新しい出会いや作品との巡り合いが待っています。今回は、初めて参加する方にも分かりやすいように、一般的な川柳大会の流れと注意点をご紹介します。
川柳大会の楽しみ
川柳大会では、事前に発表された課題に沿って句を作り、当日会場で投句します。選者によって選ばれた句は、披講によって発表されます。自分の句が会場に響き、呼名する瞬間は、何度経験しても胸が高鳴るものです。また、ほかの参加者の作品を聞くことで、発想の広げ方や言葉の使い方を学ぶことができます。
大会の魅力は入選だけではありません。久しぶりに会う柳友との再会、誌面で名前だけを知っていた作者との出会い、選者や先輩から受ける助言など、交流そのものが大きな財産になります。
大会までの準備
大会案内が届いたら、まず次の項目を確認しましょう。
- 開催日、受付時間、開会時間
- 会場名と交通手段
- 宿題、当日発表される席題の有無
- 各課題の投句数
- 投句締切時刻
- 参加費
- 昼食の有無
- 句箋を持参するか、会場で配布されるか
- 持参するものの確認(筆記用具、電子辞書、眼鏡、句箋等)
一般的な川柳大会の式次第
大会によって内容や順序は異なりますが、おおむね次のように進行します。
1 受付
受付で渡される着到票に住所・氏名(雅号)・電話番号等を記載して提出します。そして参加費を納め、大会資料、句箋を入れた封書などを受け取ります。受付では通常、着到番号の書かれた封書とその中に着到番号の印字された句箋が入っています。着到番号と句箋に印字された番号が一致しているかを確かめましょう。
2 作句・投句
通常、句箋に句を書くための準備室が用意されています。そこで渡された所定の句箋に課題の句を書き込みます。披講までの時間は1時間から1時間30分程度時間がとられていますのでその時間を利用して句箋に句を書いて投句します。投句は大会会場に置かれる場合や、準備室に置かれている場合もありますので投句皿のおかれているところに投句してください。この時間帯を利用して句の推敲もできますので、ゆっくり推敲して投句することを心掛けましょう。
3 開会式
主催者の挨拶、来賓紹介、選者紹介、当日の進行説明などが司会者から行われます。通常選者席が前方の座席に用意されますので選者席には座らないように気を付けましょう。
4 選考・昼食・交流
選者が作品を選考している間に、昼食や休憩を取ります。各地の柳友と挨拶を交わし、交流を深める楽しい時間です。開催時間によっては昼食の弁当が用意される場合があります。その場合は受付で弁当の引換券が用意されますのでその引換券で弁当を受け取り指定された場所で昼食となります。通常は選者の選考時間を利用しての昼食の時間となります。弁当持参の場合も所定の場所で食事を摂ってください。また外食する場合は披講開始時刻には戻るよう時間には注意しましょう。
5 披講と呼名
選者が選んだ句を披講者が読み上げます。大会の場合は封筒に記載された自分の着到番号と雅号の呼名が必要です。しっかり自分の着到番号を確認しておきましょう。雅号もフルネームでの呼名を要請される場合が多いですのでフルネームでの呼名を心掛けましょう。
6 選評
選者から、入選句や三才句について選評をする場合があります。通常は披講の中で簡単に感想を述べる程度の場合が殆どです。
7 表彰式
天・地・人などの三才句や、大会賞、特別賞などの受賞者が表彰されます。表彰状や盾などが授与される場合は、要請があれば壇上に上がり表彰を受けてください。通常記念写真撮影も行われます。晴れ舞台ですので笑顔でお願いします。後日配布される大会誌に表彰式の写真等も掲載されます。
8 閉会式
大会成績の発表、次回大会の案内、主催者の挨拶などをもって閉会となります。
句箋を書くときの注意点
句箋は、選者に自分の作品を正確に読んでもらうための大切なものです。
- 所定の着到番号の印字された句箋を使用する(着到番号は句箋の裏面に印字されています)
- 謝選の句と色分けされている場合、謝選句は指定の色の句箋に記載する
- 濃い鉛筆(2B~6B)を使い、楷書で丁寧に書く
- 句箋の上部を二センチほど空ける
- 原則として句は一行で書く
- 上五・中七・下五の間を不必要に空けない(作者の意図で一字空けの場合を除く)
- 誤字、脱字がないかを確認する
- 課題と投句皿を確かめてから入れる
- 投句締切時刻を厳守する
披講と呼名の心得
披講は、川柳大会の晴れ舞台です。会場全体で作品を味わうため、参加者にも協力が求められます。自分の句が読み上げられたら、選者(披講者)に顔を向け、着到番号と雅号を明瞭に呼名しましょう。呼名を受けた文台は呼名を復唱して句箋に作者の名前を記入します。選者(披講者)、作者、文台の心が通い合うことで、リズムの良い気持ちのよい大会となります。
ほかの人の句が披講されている間は、私語を慎み、作品に耳を傾けましょう。入選句への温かな拍手も、大会を盛り上げる大切な心遣いです。
気持ちよく参加するために
大会は競い合う場ですが、入選や順位だけがすべてではありません。選者によって評価の視点は異なります。自信作が選に漏れることもあれば、思いがけない一句が上位に選ばれることもあります。結果に一喜一憂せず、選ばれた作品から学ぶ姿勢を大切にしたいものです。
川柳大会へ一歩踏み出そう
川柳大会には、句誌を読むだけでは得られない、生きた学びがあります。川柳は「場の文芸」と呼ばれる所以です。まさにその実感を川柳大会で得ることができます。会場で聞いた一句に心を揺さぶられ、柳友との会話から新しい発想が生まれることもあります。入選の喜びも、選外の悔しさも、次の一句を磨く力になります。特に9月~11月にかけて開催される川柳大会は多いです。さあ、川柳大会へ出かけましょう。笑顔で交わす呼名と拍手の先に、川柳の新しい楽しみが待っています。
柳山
Loading...













-600x400.png)
































植竹団扇_団扇の噺_ISBN978-4-8237-1451-1.webp)





至れり尽くせりの記事が続き初心者の方には参考になります。自分のときは誰も教えてくれなかったからね。
月波与生さん
川柳句会や川柳大会について意外にしっかり学ぶ機会が少ないですね。
これから参加する方に少しでもお役に立てれば幸いです。
団扇の初参加時代、文台、呼名、配景を特殊な業界用語と感じました。
植竹団扇さん
コメントをありがとうございます。
川柳界も専門用語が多いですね。私も最初「配景」をお願いしますと言われたときに、いったい何をする役割なのか確認したことがあります。「配景」=「景品を配る」という用語なんですね。今では懐かしい話です。
先生こんにちは。
句箋の頭は2センチ開けるんですね。
親指1本位でいいですか。
あとは、落ち着いて行動します。
私は、すぐ焦ったりするタイプですから丁寧な行動目指します。
金町大会は、つわ者さんも沢山参加されてるのでこれまた緊張感大です。
その緊張感を楽しむ事が出きるか…
問題です。
一句の中にドラマが詠めましたらと、
そんな夢を見ています。
いつも配信楽しみにしております。
あれ子
あれ子さん
句箋の頭は少し開けてくださいね。
そこには選者が選んだ句に「天」「地」「人」「客-5」「秀-1」などと記入するスペースになりますので宜しくお願いします。一句の中にドラマのある句いいですね~♪そういうドラマ性を感ずる句は高い確率で入選句となります。金町での川柳大会頑張ってください。柳山