暑さ耐性
最高気温が35℃以上となる日をさす猛暑日が、気象庁の正式な予報用語となったのは2007年からである。振り返ってみると、50年近く前、東京で暮らした4畳半の下宿生活でも物凄い暑さの中で夏休みを送っていた。しかし、その頃の暑さは30℃代前半が精々だったような気がする。体温を超えるような異常高温は昭和時...【続きを読む】
戦争を知らない子供たち
私が入会しているコーラスサークル(団員9名)は、年に1度のコンサートを毎年開催している。入場無料で地元の方がいつも数十名聴きに来てくれる。今年は8月末にそれが予定されているので、団員は春頃から数か月間にわたって練習を重ねてきた。披露する曲目は例年と同じように昭和歌謡がメインで、その中にフォークソン...【続きを読む】
「適量の難しさ」-居酒屋文化フォーラム会報10号(2025年8月)から-
適量の難しさ
川柳作家 三上 博史
昭和55年3月に大学を卒業したが、社会人になると酒の飲み方も変わってくる。同僚との飲み会の...【続きを読む】
「ビールの苦さと旨さ」-居酒屋文化フォーラム会報9号(2025年7月)から-
ビールの苦さと旨さ
川柳作家 三上 博史
子供の頃、父親が飲んでいるビールの味が知りたくて一口飲んだことがある。あまりの苦さに、こんなものがよく飲めるなと驚いたものだった。
大学生になると、コンパがあればビールを飲まされた。昔はアルハ...【続きを読む】
「前略おふくろ様-タバコの効用-」-居酒屋文化フォーラム会報8号(2025年6月)から-
前略おふくろ様-タバコの効用-
川柳作家 三上 博史
YouTubeで昭和の頃のテレビドラマを時々観ている。今は「前略おふくろ様」(日本テレビ)が気に入っている。東京深川の料亭「分田上」を舞台に、萩原健一が主人公の片島三郎を演じたこの...【続きを読む】
「徳利の首」-居酒屋文化フォーラム会報7号(2025年4月)から-
徳利の首
川柳作家 三上 博史
お銚子と徳利の違いをネットで調べると、銚子の方は、結婚式の三々九度の際に使われる急須の形が本来のものと説明されていた。他方徳利は醤油や酢などの調味料入れとして利用され、2〜3升入れられる大きなものだった。...【続きを読む】
「瓶ビールの顔」-居酒屋文化フォーラム会報6号(2025年4月)から-
*「居酒屋文化フォーラム」という団体の会報に4月からショートエッセイを連載するようになりました。今月まで連載した5回の拙文を転載することとします。
瓶ビールの顔
川柳作家 三上 博史
ビールと言えば、居酒屋ではジョッキの生...【続きを読む】
10ギガ対応狂騒曲
6月初旬に「ご自宅の光回線を1ギガから10ギガに変更したらどうですか。通信速度が速くなります。費用負担は現行と変わりません。…」というような内容の電話がかかってきた。以前、プロバイダーを変えると月額料金が安くなるというようなセールス電話が頻繁にあったが、よくよく話しを聞いてみると、さほどメリットが...【続きを読む】
ワンタイムパスワードとアラート
NHKの短歌番組を毎週視聴しているが、3月に開催された全国大会で特選になった作品を紹介するシリーズが6月に放映された。この大会の選者を務めた歌人の中から著名な3人が出演して、選評や鑑賞のコメントをする内容のものだった。観ていて私には二つほど気になることがあった。
一つは、北朝鮮から発射される飛翔...【続きを読む】
Copilotに自分のことを尋ねたら…
2年前の2023年6月27日に「第二の『第二芸術論』について-生成AIの時代を迎えて- 」を書いたが、最近、生成AIがどのくらい進歩しているか気になって、Copilotでエゴサーチしてみた。かなりの改善が見られたので驚いた。
まず、私がどんな川柳作家であるか尋ねてみた。これはいくつか上梓した拙著...【続きを読む】
経済支援について
前回からの続きのようになるが、看護師養成の教務事務を長く担当しながら印象深く記憶が残っていることがある。学生に対するいろいろな経済支援のことである。
私立大学の医療系学部の学生納付金はかなり高い。文系学部の2倍以上になる大学もある。看護師になるためには専門学校で学んでも資格は全く変わらないのだが...【続きを読む】
看護師を養成すること
いわゆる学校の事務員を長くやっていたが、通常の業務の他に、看護師(かつては看護婦と呼ばれていたが)などの養成に関することで三つほどの新規事業の経験をさせてもらった。
一つは助産婦(現在の助産師)養成課程の設置に関することである。40数年前の昭和50年代半ばまで、栃木県内にはこれを養成する学校(い...【続きを読む】
便利屋という仕事
築60年以上の家に長く住んでいるが、数年前までは家屋修繕の営業マンがいきなり訪問してくることがしばしばあった。屋根や外壁、外構などで気づいたことがあったので修繕したらどうかと言って攻めてくる商売である。人間の心理として、最初は「えっ!」と驚くが、そういう商売のトラブルがテレビのニュースや新聞記事な...【続きを読む】
深読みするメタファー
NHKの俳句番組は、司会進行役と選を担当する俳人、さらにいろいろな分野で活躍しているゲストの三者でいつも構成されている。ゲストは俳句を詠む方や詠まないが関心のある方のほかに、全くの素人も偶に出演する。
この素人が入選作品について、ユニークな解釈を施して鑑賞する場合がある。五七五の流れの中で、その...【続きを読む】
感受性の取り扱いについて
先日、音楽を趣味にしている中学時代からの友人宅に伺う機会があった。ギターを弾いてシンガーソングライターみたいなことを今も続けている。かつてはCD制作した経験もある。コーヒーを飲みながら長話をしていると、20代の若い頃に作った曲の歌詞や譜面を持ち出してきて私に見せてくれた。それらを拝見しながら、当時...【続きを読む】
続・高価買取ということ
2024年7月21日に「高価買取ということ 」を書いたが、その続きである。
最近、スーパーの店先で露店みたく高価買取の商売をしている光景を目にすることが多くなった。自分にはあまり関係ないと思っていたが、ある日の朝刊にその折り込みチラシが入っていた。文面を読むと、貴金属やブランド品の他に、テレホン...【続きを読む】
ロマンス
岩崎宏美の「ロマンス」は、私が大学1年生の頃に大ヒットした。デビューから2枚目のシングルレコードだったと記憶している。その前にGARO(ガロ)の「ロマンス」もあった。大橋純子の「シルエット・ロマンス」もさらに思い出した。
「ロマンス」って何なのだろう。語源は「ローマ的」という意味から来ているが、...【続きを読む】
思考の文脈
読売新聞に毎月1回程度「言の葉巡り」というコラムが掲載される。4月25日付けの「『息子の写真』『漱石の本』」(編集委員 伊藤剛寛)の記事がおもしろかった。
「写真撮影、横臥禁止」。寺にこんな貼り紙があったそうだ。観光客の一人が「写真を撮ろう」と言うと、連れが「だめだよ」と貼り紙を指さす。すると、...【続きを読む】
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