老いるということ
60歳を過ぎてからは5歳毎に老いていくと、ある時、年上の人から言われたことがあった。65歳、70歳、75歳、80歳と、段階を踏んで病気を抱え込んだり、怪我をしたりするということらしい。実際はそれらの節目で自分の身体に何かが突如現れる訳ではなかろう。自己認識としてどうしてもそのようにイメージして解釈...【続きを読む】
川柳遊人について
栃木県シルバー大学校というのがある。名称から容易に推測できるとおり、60歳以上の方が入学応募できる対象者である。福祉や健康などを学ぶ学科があって、学校自体は県内の三つ(県北・県央・県南)に分かれ、宇都宮市には中央校が設置されている。その学生自治会にはいくつものクラブ活動が組織されており、その一つに...【続きを読む】
ラッキーが奇跡的に重なるなんて…
年金振込みをどこの金融機関にするか、これは受給開始前の要検討事項である。どこの銀行も、うちに年金を入れてくれとあの手この手で勧誘してくる。受給年齢以前に年金相談会へ参加させて早めに囲い込みすることなどはよくやる方法である。マイナス金利時代なので大したものではないが、定期預金の利率の上乗せというサー...【続きを読む】
作句モードにスイッチが入ったら…
川柳をやり始めて数年後、大阪の「川柳展望」(季刊)から誌友としての入会案内が届きあり、さらにその数年後、同じく大阪の「川柳文学コロキュウム」(当初隔月刊その後季刊)から会員としての誘いが来た。いずれの吟社とも快諾して入会した。それぞれ柳誌発行前の決められた日までに10句の雑詠を詠んで提出しなければ...【続きを読む】
近藤誠さんと弁証法
「患者よ、がんと闘うな」を著して一躍有名になった近藤誠さんが8月に亡くなった。この本は平成8年に出版され、かなりセンセーショナルに紹介されてベストセラーになったものである。
近藤さんのメディアに発信する考え方は、医療のいろいろな方面の常識についてある意味で相当過激に否定している。私は医療の専門家...【続きを読む】
「インフレる」と「インフレイル」
平成10年頃、金融機関や証券・保険会社がバタバタ倒れて経済も既にデフレが長く進行していた頃「失われた10年」などという言葉が流行った。その後失われた期間は20年・30年となった。私自身は失われた10年の頃から、これはデフレとともに20年・30年・40年と続くのではないかと密かに予想していた。失われ...【続きを読む】
韻文と散文
私のかつての川柳仲間で文章を書くのが好きな人がいた。私とは親子以上に歳が離れていて大正生まれ。戦争(特攻隊を志願したとか)にも行った方で既に亡くなられているが、小さな吟社の代表で柳誌の編集もしていた。あとがきにいつもエッセイみたいなものを載せていて、毎回短文だが実に上手い。少し長い随筆を何かに書い...【続きを読む】
指先の感覚について
デジタル化社会となって、指先を器用に使いこなせればあらゆる情報がいとも簡単に入手できるようになった。併せてペーパーレス化も同時に進行している。しかし人間の指先の感覚は逆に退化し始めているのではないかと私は感じている。
一昔前までは、指先でパチパチ音を立てながらはじく算盤で何でも計算していた。本の...【続きを読む】
「新鋭川柳」の選が終わりました
川柳マガジンの「新鋭川柳」の選者を3年間務めさせていただいた。毎回300通近くの句箋(応募用紙)と何日も格闘していた。
特選・秀作は10句と厳選である。何度も粗選を繰り返して10句に絞り込む時間が苦しくもあり楽しいものでもあった。悩みに悩んで選び抜いた10句を改めて読み直すといつの間にか光り輝い...【続きを読む】
政治家の自動詞的弁解について
去年の7月30日のブログで「自動詞と他動詞の世界 | 三上博史ブログ (shinyokan.jp)」を書いた。最近の国会議員の旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への対応について、メディアを通して眺めていると、あまりにも自動詞的に物事を運ぼうとしているのが見え見えで、喜劇を通り越している有様に私なり...【続きを読む】
11月開催予定の日川協常任幹事会(東日本)は来年1月へ延期します
日川協から以下のとおり案内があります。該当理事・常任幹事においてはよろしくご承知おきくださるようお願いいたします。
該当理事・常任幹事 各位
一般社団法人 全日本川柳協会
事務...【続きを読む】
なぜ受験勉強したのか
去年の7月24日のブログに「受験の夏の思い出 | 三上博史ブログ (shinyokan.jp)」という拙文を載せた。今回は、改めて若い頃に経験する受験勉強って何だろうということについて書いてみたい。
高3のクラスのみんなが大学進学へ向けた受験勉強に頑張っていて、いよいよ出願が近づく真冬の頃、誰か...【続きを読む】
じゃじゃ馬億万長者
小学生や中学生の頃、アメリカのテレビドラマが結構日本でも放映されていた。西部劇の「ララミー牧場」や「快傑ゾロ」、犬を主人公にした「名犬ラッシー」などいろいろあって、茶の間の白黒テレビを前にしてよく観ていた。
そんな中で「じゃじゃ馬億万長者」はコメディーでおもしろかった。本放送はまだ小さかった頃だ...【続きを読む】
イエスマン
社会人になって給料をもらうようになり、実際の世の中はイエスマンや茶坊主に溢れていることが初めて分かった。映画やドラマ、漫画の世界では度々登場するが、現実の社会にもこんなイエスマンたちがいるとはそれほど思っていなかった。学生時代は何につけ左翼思想的な考え方に傾き、何事にも反発して反体制なことを好んで...【続きを読む】
比喩による表現・比喩だけの世界
言語によって事象を表現しようとする場合、しばしば比喩という修辞技法を使う。これは文学的な言い回しだけでなく、硬い文章、例えば学術的な文章でも比喩は使われている。
「新型コロナウイルスの感染拡大によって医療崩壊が始まった」というような、新聞記事でよく見かけた文の中にある『崩壊』は比喩である。それは...【続きを読む】
みぶスリーアップ川柳会が発足しました
7月6日のブログに「川柳入門教室~初めての時事川柳~ | 三上博史ブログ (shinyokan.jp)」のことを書いたが、その入門教室が終了した後、受講生OB・OGが「みぶスリーアップ川柳会」を立ち上げてくれた。
これは嬉しい出来事であり、まさかそんなことがすぐに実現するとは夢にも思っていなかっ...【続きを読む】
血圧との付き合い方について
毎年人間ドックを受けているが、昨年血圧が高いことを指摘され、健診結果とともに循環器内科受診の紹介状が送られて来た。実は以前からやや高めの傾向にあることは承知していたのだが、いわゆる白衣高血圧というもので、公共施設などにある血圧計で測定するといつも正常範囲であった。
だからその時も、偶々高かっただ...【続きを読む】
もう一つの地球
西暦20XX年、世界は地球温暖化の進行をなかなか阻止できずにいた。そんな状況の中でとんでもない発見が世界を驚かせた。
宇宙物理学はブラックホールやニュートリノなど宇宙の果てや、そこから飛んで来るものを追い求めて研究していたが、そんな遠くのことではなく太陽系の中に新たな惑星の存在を発見したのである...【続きを読む】
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