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 我が家にある録画機能付きDVDプレーヤーのリモコンの具合がよくない。アナログ放送が終了して本格的な地上デジタル放送が始まる平成22年頃、テレビと一緒に家電量販店で購入したものだった。型落ちの少し古い商品だったのでかなり安かった記憶がある。
 このリモコンの調子が悪くなったのは数年ほど前のことだった。症状は、冬場になるとボタンを操作しても動かない。強く押すと何とかなったが、去年あたりからさらに症状が悪化して、思いっきり強く押さないと反応しなくなってきた。停止ボタンが一番まめに使われるので、まずこれの具合がおかしくなった。それから伝染したように他のボタンも素直に作動してくれなくなってきた。
 苛立ちながらもしばらくは宥めすかすように操作して、何とかハードディスクに録画した番組を再生して視聴していた。しかし我慢の限界も近づいてくる。リモコンだけ交換しようかと考え始めた。でもリモコン単品だけだとおそらく高くつくのではないか。例えばプレーヤ―を購入した金額が仮に3万円だとしたら、リモコンだけ交換しても1万円ぐらいかかるのではないか。そんなことを考えると少しバカらしくなる。付属品が本体と比べてかなり割高な値段になるなんて、そんな本末転倒みたいな消費行動は取りたくない。今の家電販売のアフターケアとはそういうものなのだろうから仕方がないのかもしれないが、やはり私の金銭感覚には馴染めない。
 リモコンの機嫌の悪さは、厳冬になると更にひどくなってくる。頗る寒い部屋(室温が氷点下になる)に置かれているので、深夜や早朝の時間帯はほぼ機能麻痺。電源以外のボタンは全くご機嫌斜めのストライキ状態になる。そのくせ春が近づいて温暖になってくると機嫌が治ったかのように作動してくれる。夏は絶好調で不機嫌になることはない。
 去年の秋、寒くなる冬に向かって私なりの作戦を立てた。DVDに録画しておいた番組を再生して視聴する場合、予め炬燵の中にリモコンを入れて温めるようにしたのである。車のアイドリングみたいなものである。これを試したらそれなりにうまく功を奏したようで、寒い部屋でボタン操作しても何とかこちらの期待に応えてくれている。そして1時間でも2時間でも録画した番組をテレビ画面で観ている間は、懐中にリモコンを入れて冷えないようにした。そうしないとリモコンがまた冷たくなってご機嫌斜めになるからである。
 年金生活をしている身なので贅沢はできない。当分はこんな感じでだましだましリモコンとお付き合いすることにした。プレーヤー本体の方は今に至るまで全く正常に働いてくれている。こちらも大事に扱っていきたい。

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