去年の10月、午後のサイクリングでふとディスカウントショップの前を通り、何気に立ち寄ってみようかと思った。
久しぶりの入店である。衣食住、さらに買い物にもあまり関心がない人間としては珍しい行動をとった次第である。
とにかく安いことは承知していたが、夏用の薄手の靴下が税抜き9円で売られているのには驚いた。一度履いたら終わりの代物ではないかと疑ったが、値段に惚れて2足も買ってしまった。これは今年の夏に使ってみたが、大した頻度で履いていなかったのに、案の定、ひと夏の経験で呆気なく破れてしまった。
実はさらにもう一つ商品を買っていた。レジ待ちの際に、見切り品コーナーのワゴンが目に止まり、スリッパタイプのふあふあした足温器(商品名は「あったか足入れクッション」)が大幅値引きで売られていたのである。
毎年、栃木の中途半端な寒さに悩まされている。暖房が効いている部屋でもすぐに足が冷たくなる。夜に床へ就いても座椅子で昼寝する時でも、足が冷えているとなかなか眠りに入れない。この足温器で解消できるかもしれない、と少し考えて(そうは言っても衝動的な面もあったが)買うことに決めた。価格は税抜き349円。
家に帰り試してみると、まだ残暑が続いていて到底履く気にはならない。しかし、12月に入りいよいよ本格的に寒くなってくると、足の冷たさが実感してくる。昼寝の際に履いてみた。これは快適便利。テレビを観ながらすぐに寝落ち出来るではないか。春先まで愛用していた。
当初は無駄な買い物だったかなと思い込んで少し反省していたが(と言ってもあまり凝りてはいないが)、有り難いものへ見事に変身していた。という訳で今年の冬も有り難く重宝している。

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