ほとんど毎日昼寝をしている。夜の睡眠が6、7時間程度になってしまっているからである。若い頃なら、一度布団に這入ると朝まで8時間たっぷり眠れたのが、齢を重ねるとこれがなかなかできない。夜中に目覚めてそれから寝床で何かを読み始めると本を閉じてもなかなか眠れなくなったり、明け方近くに目が覚めてトイレに行くともう寝付けなくなったりする。その所為で睡眠時間が短くなり、昼寝で補充するような生活を続けているのである。
さて昼食後の昼寝であるが、食休みしてすぐに寝られる訳ではない。子守唄になるようなテレビ番組が必要となる。まず録画して溜めておいた番組のうち、30分程度の長さのものを選び座椅子に座って視聴する。これが観終わるとそのままの姿勢で睡魔が襲って来てうまく眠れる場合もあるが、その番組がおもしろいものだと少し神経が昂ってしまうので、なかなか眠気が起こらない。そうすると二つ目の番組を観る。これの定番が落語番組である。これも録り溜めしていたものがいくつもあるので、その中から一つ選ぶこととなる。大体が古典落語である。既に聴いたことがある演目も結構あるので、話しの展開がある程度分かっている場合が多い。
目を閉じて耳を傾け始めると、もうこれは条件反射または予定調和の世界である。あらすじを承知していると、適当なところで必ず眠気が起きる。噺の展開で昂るようなことは滅多にない。一気に寝落ちする。10数分から20数分の居眠り時間となる。そして終わったところのお囃子の音でだいたい目が覚める。
演じている噺家さんには申し訳ないが、私にとって落語は睡眠導入剤である。定年後はそんな生活を何年も続けている。多分、死ぬまでこんな感じなのだろうか。
Loading...














































