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 夕食後の散歩をずっと続けている。きっかけは40歳半ばに受けた人間ドックで尿酸値が高いと指摘され、担当医との面談で運動することを勧められたからである。その後、現在に至るまで、雨の降る日と晩酌する日(当時は週2回、現在は週1回)以外は毎夜50数分の散歩を欠かしたことがない。
 夏は夕暮れてからなので猛暑の日でもさほど苦痛ではないが、真冬になると栃木の寒さは相当のものがある。おそらく大寒波が来ていると、日が沈んでから夕飯後の散歩する時間帯(6時から8時)には既に氷点下近くになっているのではないか。
 そんな寒さの中でわざわざ散歩に出かける。周りが尋常ではないと思うのも尤もな話しである。実際、散歩を日課にするようになった当初の頃は、寒い中わざわざ外に出て何故歩き回るのか、と家族に呆れられた。
 私もいろいろ考えた。どうして真冬は外に出るのを誰もが億劫がるのか? 当たり前だが物凄く寒いからである。それでは寒くない恰好をすればいいのではないか? 上下の服はダウンのジャケットとパンツにして、手袋にマフラーまたはネックウォーマーなどを着用すればほぼ万全の防寒態勢になる。玄関を開けていざ外に出る時、ほとんど寒く感じない。もちろん身震いなどもしない。一つも臆することがなくなる。
 強いて問題があると言えば世間の目である。ご近所の知り合いから「寒い日でも散歩するんですね。この間見かけましたよ」などと言われ、いつの間にか有名になってしまう。これぐらいは甘んじなければならないだろう。しかし、この私の光景も当たり前になってくると誰も何も言わなくなってしまう。
 どんなに冷え込んでいても完全防備で早歩きしていると、体幹が少し汗ばんでくる。散歩から帰るとすぐにお風呂へ入るが、入浴は散歩した後の方が気持ちよく感じる。いかにも1日の疲れがとれたような実感がする。
 季節に関係なく、散歩は病みつきになるものなのである。少しぐらいの雨なら、傘をさしても歩きたくなってくる。勿論何かいい句が閃かないかと考えながら歩く時もある。散歩にはやってみないと分からない、病みつきになる気持ちよさがある。

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