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 かなり前のことであるが、初めて買った携帯電話(今でいうガラケー)がわずか1年使っただけで壊れてしまった。ケータイショップに持って行くと、いろいろ調べてくれたがなかなか修理ができず、結局新品との交換ということになった。マイクロSDカードなどを入れてなかったので、メールや画像のデータも復元は出来ずすべてがパーとなった。バックアップを取っていなかったのだから自分にも非があると素直に認め、いままでに蓄積された思い出とも言えるデータは甦らないものとして諦めることとした。しかしこれはもの凄く苦い経験として記憶に残った。
 実を言うと、私は物を捨てられない方だが、いろいろなデジタルデータやアーカイブもなかなか消去できない性格なのである。かつてならフロッピーディスクにせっせとため込んでいた。今もUSBを複数使い分けていろいろなものをバックアップ保存している。
 先日、LINEのデータが消えてしまっていた。バックアップを取っていなかった。いや正確に言うと、LINEのバックアップとはどういうものかあまりよく理解していなかったので、いざという時のためのそういう対処法を承知していなかったのである。
 きっかけは、Facebook上の友達の一人がアカウントの乗っ取りに遭ったことに始まる。その友達から、突然Messengerで画像を送られてきた。それを閲覧するなら自分のID・パスワードを入力してくださいという、新聞などにも報道された手口である。もし、それを素直に信じて入力してしまったら、自分のFacebookが乗っ取られることとなる。そしてこれが連鎖して拡がる。既に以前からこういう怪しいMessengerは何度も私のところに来ていたので、今更ID・パスワードを入れて画像を開く気は毛頭なかったが、念のためにその友達のFacebookの画面を開くと「乗っ取られました。決してパスワードを入れないでください」と慌てて投稿されていた。さらに別の方からのコメントとして、プライバシー強化(二段階認証)をすればアカウントは乗っ取られることはまずないだろうというアドバイスとその具体的な手順が紹介されていた。
 私も自分のFacebookを乗っ取られたくなかったので、早速この手順に従って強化したのだが、その後1週間ぐらい経って、私のLINEのトークデータが消えてしまったのである。Facebookのプライバシー強化と関連性があるのか不明であるが、データが忽然と消えてもの凄く慌てた。復元の操作をしたが無理だった。かなり落胆した。そして、ケータイの時のことも思い出して更に憂鬱になった。
 たかがLINEである。友だちが大して多くいる訳ではない。頻繁にトークもしていない。しかしアーカイブはずっと残しておいて、偶に遡って読み返し、懐かしさに浸ることもない訳ではなかったのである。
 物が捨てられないだけでなく、デジタル情報も捨てられない私であるが、今回の一件はこのブログに一度吐き出さなくては気が済みそうもないくらいの悲しい事態だったのである。もちろん、これ以降は、LINEのバックアップも定期的に取るようにした。嗚呼!

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